もみじ日和



 

本日は好天也。



朝方境内で雑用をしていると2回も御リス様を目撃。






もみじの紅葉も進み拝観、御朱印、おぜんざい…大勢のご訪問の応対に追われる。



夕方5時からは向かいの鹿原公園でライトアップが開始。


明日も好天の予報。しばらく忙しい日々が続きそうである。
















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スーツ 削りどころ 鹿原公園

 



終日好天。気温高し。


参拝やや多い1日。



織田裕二がキレ者弁護士を演じる「スーツ」を見ていた娘が一言。



「お父さんスーツが全然似合わへんな」



住職は改良服がスーツみたいなもんなのですよ!








終日、来客や電話の応対に追われる。


境内向かいの鹿原公園の紅葉の様子も見たいと思いつつ、公園に足を向けたのはやや陽の陰った4時過ぎだった。



10日、11日はライトアップが行われるので既に準備が整っていた。



紅葉もかなり色づいている。






霊場会のHPにアップする写真を撮影してすぐに引き返した。尤も11月は繁忙期なのでゆっくり紅葉を鑑賞する気になれない。




三重塔はやはり少し離れたところから見るのが良い気がする。



本日も10件近く紅葉の問合せがあったが「もみじの見頃はいつですか?」と聞かれても即答が難しいので困ってしまう。



問合せがあるたびに「鹿原公園の眺望が良いですよ」「皆さん公園から撮影されてますよ」
と一言添える。


こちらとしてはせっかく遠くから来られるのなら良い風景を見て頂きたいと思うのである。



先日、「○ゃらん」という大手の旅行雑誌から見本誌が届いた。



雑誌の取材に協力した場合見本誌が送られてくることが多い。記憶は定かではないが恐らく電話かFAXで取材に応じたのだろう。


どんなふうに紹介されているが読んでみると…



「削りどころ」


という項目があって鹿原公園から境内に入らずに紅葉を見れば拝観料を払わないですむ…そのかわりその300円をプラスして美味し海鮮丼を食べたらいいみたいな記事で逞しさに呆れるやらおかしいやら。









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花法要

 


11月4日に当山で『関西の寺二十五ヶ所霊場会』の花法要が開かれた。


【関西の寺二十五ヶ所霊場会】http://hana25.jp/


霊場会に参加している25ヶ寺が年1回どこかのお寺に集まって法要を営むというのが法要の趣旨である。


名刹大刹の御住職が集われるというので尻込みしているうちに既に20余りのお寺で花法要が行われ、覚悟を決めて花法要を当山で開催することにきめ、10月は法要の準備に専念するつもりだったのだが、10月初旬に老僧が亡くなり、葬儀の後始末などしているうちに気がつけば花法要間近となってしまった。


2週間ほどバタバタと準備してようやく法要の日を迎えた。


今回は近畿各所から14ヶ寺の御住職が参集してくださった。



天気予報では晴れのはずだったのに当日はまさかの小雨…









各宗派の御住職が最高位の装束を着けての法要だけに雨は非常に困るのである。



あわてて傘を買いに走ってもらい小雨の中を傘をさして進列。












法要が始まって…法要のなかで朗読する願文を庫裏に忘れてきたことに気がついた…



初めての大掛かりな法要というのは未経験のことばかりで次々に問題が起こるため自分のことが後回しになってしまう。



自分が法要の中心になるので持参するものといえば願文くらいしかないのだが、まさにその願文を忘れていたとは…



我ながら苦笑…



まさかの場合に備えて予備の願文を置いていたのでとりあえずは大きな問題はなかったが。




老僧が住職に就任した頃は無住の荒れ寺であったという。



檀家さんの多くがお寺を離れ、建物の壁は落書きだらけでまず落書きを消すことから始めたという。



本堂もゴミだらけで長靴を履いて入るような状態であったという。




25年前に『関西花の寺25ヶ所霊場会』が結成され、加入させて頂いたことが復興の大きな力となった。










その霊場会の法要を当山で営むことができたと思うと胸が熱くなった。




きっと老僧もどこかで今回の法要と頼りない息子を見守っていたに違いない。




檀家さんに撮影してもらった集合写真を見ると、どの参加者も各宗派の最高位に近い正装で威儀を正して写っておられる。


自分はというと…一番見苦しく衣帯が乱れまくって写っていてさすがにブルーになった。


これからも少しづつ老僧から引き継いだ山寺復興に取り組まねばならない。少しづつ…それともう少しそそっかしいの治さないといけない気がする。






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謎の商品 最も画数の多い漢字 


檀家さんに依頼を受けて仏具を買おうと仏具店のサイトを見ていた。


そこに…


いつも疑問に思う謎の一品が。



それは何かというと“ローソク”である。


故人の好物をかたどったというローソクなのである。


焼酎のカップとかおはぎとかタバコとか実に多種多様である。地元の仏具店でも見かけるからよく売れる商品なのだろう。


しかし…


故人が好物なら“そのもの”を供えてあげればいいと思うのである(笑)



なんでローソクなのか?


いつも疑問のわく商品である。



ろうそく 故人の好物シリーズ カップヌードル お供えキャンドル

ろうそく 故人の好物シリーズ カップヌードル お供えキャンドル





自分なりの勝手な仮説なのだが小学生から中学生の時に雑学のように多種なジャンルの知識を増やすことは子供の知育に有効なのではないかと考えている。




自分の個人的な推測の粋を出ないあくまで仮説である。



ネットで子供向けの雑学の本を探していたら何冊か見つかってので購入。


知識がひろがる! おもしろ雑学1200 (まなぶっく)

知識がひろがる! おもしろ雑学1200 (まなぶっく)



読んでみるとなかなか面白い。



そのなかから出題…


『最も画数の多い漢字は?』


正解は


『84画』
※この漢字は和製漢字で「たいと」と読むそうである。しかも姓なのであるというが、創作された可能性もあるそうである。





なかには



『木魚は眠けざましのおまじないです』というような眉唾の記事もあった。





それは違うと思いますが…


大勢で読経する場合にどうしてもリズムをとる必要がでてくるので木魚はそのためのものだと理解している。



特別法要まであと3日…


前々準備ができてない(涙)





『告知』

関西花の寺二十五ヶ所霊場会花法要 (於金剛院)

金剛院本堂にて関西花の寺二十五ヶ所霊場会の法要を厳修いたします。

【日時】平成30年11月4日(日曜日)11時より
【場所】金剛院本堂
【趣旨】世界平和祈念並びに自然災害物故者慰霊
【主催】関西花の寺二十五ヵ所霊場
【催事】上田流尺八道奉納 松尾心空御法話(松尾寺名誉住職)
 




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鹿ときつね

細川幽斎作庭という伝承をもつ小さな庭があり真ん中が池になっているが、拝観に来られた方から鹿の溺死体があるという指摘をうけた。


恐る恐る確認すると…


浮いてます…



来月の法要の準備でいそがしく放置していたが、今日も奉仕作業に来てくださっていた檀家さんが「鹿がいるよ!見に行こう!」などと話している声が聞こえてきたので、作業着に着替え、鳶口を持って作業にかかろうとすると山門から若い男女が入ってこられた。



既に紅葉をもとめて境内に来られる方も切れないのでなかなか油断ができない。




若い二人が去った後に再び作業開始。



鳶口で岸まで引き寄せ水を含んで重たくなった鹿をひきずって駐車場の横に藪まで運ぶ。



何ヶ月か前にも同じことがあったが、先の遺骸は一片も残っていない。








本日も来月の法要に向けた雑用に追われる。






煮詰まるとお笑い系の動画を見る。



日本のお笑いも百花繚乱である。


『きつね』

昭和の歌謡漫談かと思いきや…テクノというクセがありすぎるのがクセになりそう。




秀逸なネタの多いチョコレート・プラネット。












コントも漫才も絶品なのがサンドウイッチマン。






後わずかで法要。お天気が晴れだといいのだが。





『告知』
関西花の寺二十五ヶ所霊場会花法要 (於金剛院)

金剛院本堂にて関西花の寺二十五ヶ所霊場会の法要を厳修いたします。

【日時】平成30年11月4日(日曜日)11時より
【場所】金剛院本堂
【趣旨】世界平和祈念並びに自然災害物故者慰霊
【主催】関西花の寺二十五ヵ所霊場
【催事】上田流尺八道奉納 松尾心空御法話(松尾寺名誉住職)
 



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指摘あり 陰と陽

 


昨日、今年最初の紅葉拝観の団体バスを迎えた。


流石にまだ紅葉見物には早いと思うのだが、気がつけばわずか1日で紅葉が進みつつある。

今年の紅葉のスピードが早いのかもしれない。





相変わらず鹿の鳴き声をよく聴く。


鋭く、長い悲鳴のような鳴き声は秋空には寂しく聞こえる。


昨日こられたバスの団体のお客意さんから「池の中で鹿が死んでますよ」という指摘を受けた。


鹿が池に浮かんでいるのは今年で2回めである。後始末を考えると気が重い。



気が重い…溺死した鹿はメチャクチャ重いである。









法務でお仏壇でお参りしていると必ず鈴(りん)が置いてある。



最近の傾向として鈴がどんどん立派になってきて、分厚い座布団の載せられて、なかには立派な台に載っていたりする。


どうかすると鈴をたたく棒(りん棒)まで台に載せられいたりする。



立派になるのは結構だが、実際に使うことを考えていないのではないか…という鈴が少なからずある。



鈴は置いて飾るものではなく、叩いて鳴らすものである。



叩いているウチに座布団から転げ落ちる鈴があって誠にこまるのである。


叩いているうちに台座から落ちそうになるので、あわてて反対側を叩いて“補正”したりして余分な労力を使うことがある。



鈴を買う時は実際に叩いてみるのがおすすめである。



東洋医学で自己診断読体術―体質判別・養生編 (健康双書)

東洋医学で自己診断読体術―体質判別・養生編 (健康双書)




来月4日の特別法要の準備で忙しく趣味の読書もままならない。


時々、逃避でパラ読みするのがやっとである。


しばらく前に仙頭正四郎「読体術 東洋医学で自己診断」(農文協)を買った。


東洋医学の観点から体質を8つに分類し、それにあった養生が説かれている。


東洋医学の基礎にある考えは陰陽五行である。


以前は陰陽五行論というのはカビの生えたような古臭い思想だと思いこんでいたが最近はとても示唆に富むと感じるようになった。


物事には陰と陽がありそのバランスが重要である。


働くことが陽なら休むことは陰である。


ふた昔くらい前に「24時間戦えますか」というのが流行ったが、労働や活動という陽を増やすならその反対の陰を増やさないといけないというのが陰陽の考え方である。



沢山働くなら沢山休む…これは当たり前なのではないだろうか。



仕事をしない時間を減らしてけばそれはどこかでアンバランスとして問題を起こしことになる。



子供についても沢山勉強させるのであれば沢山休ませる(遊ばせる)
必要がある。




目先の目的や利益だけを考えると陽を増やすのが最善のように感じるるが、長い目で見ると陰を欠いた陽はどこかで破綻してしまう。



そんな当たり前のことが通らない社会になりつつあるのではないか…と感じることがある。




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三逮夜 さて問題は

  


檀家さんの家の前を通ったら袋詰にした柿が100円で売られていたので購入。


次郎柿と書かれてあったが素朴な味わいがあった。


柔らかい柿は苦手だが、固い柿は好物である。当分、柿には不自由しないだろう。




沢田研二氏がコンサートをドタキャンしたとかでインタビューを受けていたが、その写真が記事の隅っこに小さく載っていたのだが、白髪でヒゲを伸ばし、恰幅のいい(太った?)スーツ姿で、一瞬、カーネルサンダースの人形に見えた…


若い時のジュリーはカッコよかったぞ…と悲しくなった。


コンサートをドタキャンされたファンが「勝手にしやがれ」と言ったとか言わないとか…


昔キレイだった人とか昔カッコ良かった人というのが頻繁に取り上げられるが、やはりお金を掛けずに番組を成立させたいというのが本音だろう。


上手に歳をとるというのは難しいのだろう。



昔の自分に固執している姿はいろいろなことを教えてくれる。






老僧が亡くなり三逮夜(没後21日目の供養)を終えた。


四十九日は11月の繁忙期に当たるので、三逮夜で親族に集まって頂き法要後に会食をした。




葬儀を終えて少しづつ落ち着きを取り戻しつつあるが、毎日のように弔問が続き、生前に大勢の方とお付き合いを頂いたことが改めて感じられた。



葬儀の際に適当な遺影が無いのではないかと心配していたのだが、老僧は何年も前に撮影をしていたらしい。


長い白いヒゲを蓄えた写真である。


白いヒゲを見て何割かの人が「仙人みたい」と言われる。


生前の老僧はそう言われると「何(なん)にもセンニン!」というのがお決まりの返しだったが…




既に親を送る歳になっていてこちらもそれなりに心の準備が持て、老僧が発病してからもに亡くなるまでに随分時間があった。老僧は枯木が枯れるように少しづつ生命を衰退させていったように感じる。


急逝される方が時々あるが、その心労というのは想像に余りあるものがある。





取り立てて悲しいとか寂しいという気持ちは湧いてこないのだが、弔問に来られた方から老僧の生前のお話を伺い、その方の心情にふれるとつい胸が詰まるような気持ちになる。


自分の悲しみではなく、眼の前の方の心象の中にまだ老僧が生きているという感覚を錯覚する。あるいは老僧を慕ってくださるお気持ちに触れると嬉しくてつい涙がこぼれそうになる。




さて問題は…


11月4日に霊場会の法要を当山で行うことになっていることである。



毎年、霊場会の寺院に各寺院の住職が参集して法要を行う。



霊場会の大方の住職が集まられるというと規模の大きな法要になるので、小心者の私は逃げていたのだが、既に20ヵ寺で法要が終わり、残り5ヵ寺となってしまったので覚悟して法要の開催を決めた。


11月4日に備えて10月はひたすらその準備だけをするつもり…だったのだが老僧が亡くなってあれやこれやで気がつけば2週間も無い。





20人あまりのご住職に参集頂くのであまりに寂しい法要では申し訳ないと思い地元の新聞に小さな広告でも出そうかと思案していたら、旅行会社から連絡がありバス2台で法要を拝観したという…


法要の参拝者を100人くらいと設定していたが、70人の拝観となると今度は堂内が手狭なのではないか…という逆の心配をしなければならなくなった。



大きい法要となるとやるべきことは山積していて毎日バタバタしている。



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