法事の後で…  本堂を寄付したのはフリーメイソン


日本人は正座をする機会が随分減っているらしい。

仕事柄正座をすることが多いが、ある時「法事の時くらいしか正座しません」と言われたことがあってかなり驚いたことがある。

正座は足が痺れるだけでなく、年配の方にとっては足が痛くなるものである。

法事の後で後ろのほうであちこちから一斉に「痛い」「痛い」というつぶやきが広がっていくことがある。

最近は法事の前に必ず「足は崩して頂いても結構です」とお伝えすることにしているが、うっかり言い忘れたりすると読経の後で「痛い」「痺れた」という悲痛な声を聞くことがある。

私ももうじき正座すると足が痛くなる年齢かもしれないが…

先日、ある法事の席で法事の前に「最近は正座をされる機会もあまりないでしょうから、足を崩して頂いても」みたいなことを暫く話したあと、読経…

読経を終えた後立ち上がろうとして


自分の足がメチャメチャ痺れていることに気がついた…


よりによって法事の冒頭で偉そうに正座を云々して置いて、自分が…
かなり焦った…

正座をする時に痺れにくい重心の掛け方とか腰の据え方があるようである。
うっかりしてそのツボをはずして座ると痺れてしまうらしい。

本山で修行した最初の頃は正座したままひたすら般若心経を唱えるというものだった。


小一時間正座して読経するというのはかなり辛かった。
足の痛さで読経どころではなくなってくる。
だから法事の時も読経を聞いて、故人に偲び、供養の心を保って頂くためにも、足は楽にしてもらうことにしているがたまにはこんな失敗もある。






先の震災では多くの寺院が被災し、そのことに関連して実に様々な報道がなされている。

お坊さん専門誌「寺門興隆」(興山社)の10月号にちょっと不思議なニュースが載っていた。


宮城県南三陸町にある曹洞宗のお寺が津波で本堂、庫裏を流出し、大きな被害を被った。

そこである団体が施主となって五間十間、九十畳敷きでエアコン付きという立派な仮本堂が建立された。その施主というのが「フリーメイソン」だというのだ…

フリーメイソンというのは世界的な会員組織を持つ秘密結社である。

一面では世界史を巡る陰謀に関わるとされたりする一方、実はそれほど不穏な団体ではないとする説もある。


ムー 2011年 10月号 [雑誌]

ムー 2011年 10月号 [雑誌]


私などは学研の「ムー」の洗礼を受けて育った世代で、「ムー」ではフリーメイソンが「世界史を影で操る謎の秘密結社」みたいな扱いで登場することが多かった。


世界に200万人以上会員のいるフリーメイソンは世界規模で慈善活動を展開していて、その一環として今回の寄進が行われたという。


売名行為ではなくあくまで慈善活動ということでフリーメイスンという名前は本堂のどこにも刻まれないそうだ。


今回の地震津波では多くの寺院が被害を被り様々な報道が続いているが、長く記憶にとどまりそうなニュースである。


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       【告知】

[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ



※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていましたが(訂正済み)、正確な講演開始時間は下記のとおりです。

演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html


【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/