春の雨 春さまざま

陽春という言葉がぴったりの時期である。

冬の陰から春の陽へと切り替わりを感じる。

そわそわするような、不安なような、ワクワクするような不思議な感覚である。

この感覚が湧き起ってくると春が来たのだな…といつも思う。

　　　　　　人に貸して我に傘なし春の雨　　正岡子規

本日は終日雨模様。

昨日体調の悪かったバロンはやはり息が荒い…やはり相当弱っているのだろう。

一斉に花が咲き始めた。

市街の桜は一足はやく桜が満開にむかいつつある。
山寺の周囲の桜はまだ満開にほど遠い。

梅、桃、モクレンの花も色とりどりで美しい。

車で走ると名前の知らない花に出逢えるのが嬉しい。

　　　　　　　かたまって薄き光の菫かな　　　渡辺水巴

昨日は久しぶりに青大将を見た。
小さな生き物達も活発に動き始めている。

昨日、娘は両手に一個づつドングリを持ってきて「ハイッ！」と渡してくれたので可愛いと思って受け取ったら、2個のドングリではなくて2匹のカメムシだった。その後は…（涙）

今日は部屋に入ると2匹のカメムシが床に這っていてギョッとしたが、良く見ると2個のドングリだった…

朝方、雨の中をリスがカヤの樹の周りで頻りに何かを食べていた。

リスは手を超高速で動かして餌を食べる。

その様子の可愛いことといったら…

町田にリス園というのがあるらしい…

【町田リス園】http://www13.ocn.ne.jp/~risuen/
　　　　　　
　　　※　トップページの写真が超可愛い！

【動画のリスは台湾リスらしい。行ってみたい…】

　　　　　　よき人を宿す小家や朧月　　　　与謝蕪村

妻は娘を連れてほっとハウスという交流施設に出かけた。

私も市内で用事があったので帰りに寄ってみた。

軽食がとれるのでコーヒーとコロッケパンで昼食。

そのうちムクムク食欲がわいてきてドーナツとちくわドックなるものを注文。
のんびりさせて頂きました。

親族や友人も転勤や進学といった人生の節目を迎える人たちがいる。

毎年、春を迎えて、数十回という春の積み重ねが人生のなかにあるのだなと思
う。

自分にとってその時その時でいろんな春を迎える。

そして歳月が経つと、其の時とは違った感慨で昔の春を思い起こす。

いろんな思いが交差するのが春だが、この季節が美しい、様々の花に彩られた季節であるというのは何だか天からの贈りもののような気がする。

さまざまのこと思い出す桜かな　　　　　　松尾芭蕉

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