2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

寒い日のご馳走

【お知らせ】 山寺のHP更新致しました。 宜しければ御笑覧下さいませ http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ 朝晩めっきり寒くなった。 昨晩、妻はあまりに寒いし、おまけに秋の虫があんまり大きな声で聞こえるので、窓が開いているのではないかと思ってわ…

素敵なたし算 

今日は一日中雨である。寒さが肌に沁みるように感じる。毎年、10月に地元の福祉施設で大規模なバザーが行われる。 最近はバザーを機会に死蔵しがちなものを思い切って提供することにしている。CDを整理していたら鈴木重子さんのアルバムが出てきた。随分前…

秋の声

昨日、大阪へ行ったときに大型書店で立ち読みをしていたら、江原啓之氏の新刊「傷つくあなたへ」(集英社)※が平積みになっていたのでパラ読み。 最近、<心の傷>ということについてよく考えていたのでちょっとタイムリーな感じがした。 過去に体験した不快…

四天王寺にて

本日は大阪の四天王寺へ。 このお寺は私の大好きな落語である松福亭松鶴の「天王寺参り」の舞台でもあり、よく整備された境内には参詣が絶えない。 兼務しているお寺の入っている霊場会「西国薬師霊場会」の結成20年を記念した講演会と公開シンポジュウムが…

77年ぶりの御開帳

曼珠沙華散るや赤きに耐えかねて 野見山朱鳥 今日は雨時々くもり。不順な天候だった。 この時期、曼珠沙華が群れて咲いているが、ふだん見るくっきりした赤い色が雨あがりには白っぽく見える。 どうやら花に水滴が付いて、日光を反射するのでそのように見え…

心とつきあう

本日は妻と弓道場へ。 悲しいかな初心者のうちは矢が的に届かない… 地面に当った矢がワンバウンドしてようやく的の周囲に届くのも情けない。 熟練の方はめいめい自分専用の矢を持って来られるが、我々初心者は道場に備え付けの矢をお借りして練習する。 矢は…

今から考える葬儀のこと

産経新聞の「ゆうゆうライフ」では三回にわたって「今から考える葬儀のこと」という特集が組まれた。本日掲載分はその最終回である。 今回も中身の濃い内容である。 かって人が亡くなると自宅で地域の人とお寺によって大切に弔われたが、今日では葬儀社によ…

<直葬>というお葬式について 

最近、葬儀場に行くとBGMに「冬ソナ」のテーマを流していることが多い。 時々、「韓流ドラマはお葬式に関係ないだろっ!」とツッコミたくなることがある。 多分、葬儀社にとってはそれらしいムードが大切なのであって、厳密に仏教的である必要は無いのだろう…

静かな秋

今日は兼務している山寺で留守番の日である。お参りの人もなく境内は静かだった。 本堂の前にある寺務所の窓から周りの景色を見ると、日差しが何ともいえず柔らかい。 私のなかではこの日差しの感覚が秋なのである。 なんとなく嬉しくなって木立の中に行くと…

ENDLESS RAIN

【お知らせ】 山寺のHPを少しだけ更新致しました。宜しければ御笑覧下さいませ http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ 昨日の夕方、町に出かけるといくつもの小学校では運動会の準備が行われていた。 縦横に張られた万国旗、白いテント(←屋根だけ張って脚…

夕日の記憶

時々、子供の頃の記憶が頭に浮かぶことがある。 楽しかったこと、悲しかったこと、美しかったこと、恐ろしかったこと… 私は子供の頃の記憶というものがその人の人生をかなりの部分で大きく左右していると思っている。何を求め、何を恐れるのかといった基本的…

夜のお勤め

今日は兼務している山寺に出かけた住職がお寺の畑で採れたサツマイモを持って帰ってきた。 さつまいも畑は檀家さんの畑に隣にあるのだが、先日、この付近一帯がイノシシにめちゃくちゃに荒らされて、檀家さんのサツマイモは全部食べられてしまったそうである…

ぐっさんの<丹田力> 

【京都新聞観察日記】【YouTube漂流記】 京都新聞は政治家が強権を振るうとぐずぐず言う悪い癖がある。 それでいて政治家の権力基盤が弱まると今度は「指導力が無い」とこき下ろすのだから始末が悪い(笑) 話題の絶えない大阪の橋下知事だが、17日付けの京…

お墓でメッタ刺し!

いつの間にかセミの鳴き声が細くなり、夜にはクツワムシが大きな声で鳴くようになった。1日おきくらいに鹿の鳴き声も聞こえる。 この時期になって何故か蚊が増えた。 法事では家のお勤めの後、お墓参りするのが当地のやり方だが、お墓には蚊の多いことが多い…

萩の寺を訪ねて

【舞鶴ご近所日記】 昨日の京都新聞に綾部にある岩王寺(しゃくおうじ)というお寺で行われた法要の記事が載っていた。 住職にこのお寺について尋ねると先代住職とは長く親交があったとのこと。そのうち、先代住職のお墓参りに行ってこいみたいな話になり、…

牡丹と萩 

今日は兼務している山寺で留守番。 最近は毎週月曜にこの山寺に出かけることになった。 このお寺の留守番係りは普段は檀家さんにお願いするのだが、当然、僅かだが御礼をお渡ししている。だが毎日となるとやはり結構な金額になるので、週一回でもお寺側でこ…

古本の迷宮   ブックオフオンライン

【お知らせ】 9月12日に山寺のHP更新致しました。 宜しければ御笑覧下さいませ http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ 最近、気に入っている漫画に芳崎せいむ氏の「金魚屋古書店」(小学館)がある。 膨大な在庫を持ち、良心的な価格で漫画本を販売する金魚…

名穴!? “足三里”

手近に置いてパラ読みしてる本に代田文誌著「鍼灸真髄」(医道の日本社)がある。 私は豊島区の雑司が谷というところで10年以上暮らしていた時期がある。 お風呂も付いていないような安下宿で浪々の暮らしをしていたが、ある朝、ゴミ収集所にゴミを出しにい…

夏の名残 

いつもコメントを下さる一風斎様のHP“WEB浮世絵”は美麗な浮世絵や古写真の数々、そして該博な解説と相まって著名人にもファンの多いサイトです。 私は毎回、トップページの浮世絵や古写真をとても楽しみにしているのですが、この度更新されたトップページは…

山寺の迷惑な隣人

昨晩、寝る前に妻と話していると、ズボンの中に何やら違和感を感じた… 暫くして今度ははっきりと触覚のようなものが足の皮膚に触れた感じがしたので慌ててズボンを脱いだ。ズボンの中から体長20センチはあるムカデが這い出してきた… 枕元にあった女性誌で叩…

金魚屋古書店に行きたいっ!

昨日は寝床に入って眼を閉じたときに鹿の鳴き声が聞こえた。 鹿の声を随分聞いていなかったが、初秋に聞く鹿の声はなんともいえない哀感がある。 日中は蝉が鳴き、汗ばむほどの陽気だが、日が暮れれば秋の虫が絶え間なく鳴く。 2日前には寒さで眼が覚めた。…

<癒し>のお茶屋さん

【舞鶴御近所日記】 全国に数ある霊場会の中でも西国三十三所観音霊場は最古の霊場であるとされる。 平成20年9月1日より22年5月末日までの日程で各霊場の観世音菩薩様を順次開帳するという壮大な催しが行われている。 http://www.saikoku33.gr.jp/open/conce…

寝る前には「遠野物語」

兼務している山寺には沢山の萩が植えられている。 白萩が殆んどだが、紅色も僅かにある。 花を付けた萩の細い茎が風に揺れているのは見ていて愉しいものである。 先日、旧知の撮影家の方がこの山寺の風景を撮影された。その映像をNHKに投稿されたところ採用…

「スミス都へ行く」(“MR.SMITH GOES TO WASHINGTON”)

今日も蒸し暑い一日だった。 兼務している山寺の畑から帰ってきた住職がトマトを何個か持ち帰ってきた。 これがお寺の畑で採れた最後のトマトとのこと。行く夏を惜しんで夕食に美味しく頂いた。 夕食には初掘りのサツマイモのてんぷらも。去るものあれば来る…

京都でお墓参り

【お知らせ】 山寺のHP更新致しました。 宜しければ御笑覧下さいませ 今回は地元の美味しいレストランやホテルの紹介をしてみました http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ 本日は京都にある妻とお墓参りへ。 妻の母方、父方双方のお墓へお参りした。 本来…

パスタ パスタ 生パスタ!

【お知らせ】 山寺のHP更新致しました。 宜しければ御笑覧下さいませ。 今回は私が実際に食べて美味しかった行ったレストランなども独断的に紹介しております… http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ 最近、嬉しかったのは地元のホテルで生パスタの販売が始…

場の空気

本日も天候不順である。 天気なら草刈をするつもりだったのだが、やや拍子抜けした。 思い立って妻と弓道場に出かけた。 7月に二人で弓道連盟の主催する弓道教室に10回ほど通った。 弓道場の張り詰めた雰囲気と穏やかで面倒見の良い弓道連盟の方々の人柄に魅…

雨の山寺

Yahooのニュースを見ていたら、副住職がお寺の押入れにできたスズメバチの巣を焼こうとしたらスズメバチの逆襲を受け、お寺が全焼してしまったというニュースを見つけた。気をつけねば… http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000102-jij-soci 山寺…

犬猿の仲

先日、親しい檀家さんがゴーヤーを下さった。 うっかりして「私はゴーヤーが好きでジュースにしてよく飲むんです」と言ったら、それ以後、他の檀家さんからも続々とゴーヤーが届くようになった…恐るべきは檀家さんの口コミネットワークである。 今日は午前中…

口の中の斧

高校生の頃、ユングの「人間と象徴」(河出書房新社)を読んでとても感銘を受けた。 ユングは男性に存在する中に女性性を<アニマ>と呼び、女性に内在する男性性を<アニムス>と呼んだが、当時、私はこの<アニマ>と<アニムス>という考えにとても魅了さ…