2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

カメムシの予言

[【数日前の境内】 ********************************************************************* 【紅葉情報】最盛には程遠いです 【おぜんざい】11月1日の午後から開始の予定 【大根だき】未定 【門前の野菜市】未定 ****************************************…

「仮面ライダー」VS「御宿かわせみ」

子供お化けや怪獣が大好きである。 子供はお化けを怖がるが怖いという感情はそこに強烈な興味や関心があることにもなる。 私自身も多分、そういった存在に人一倍魅かれる性質がある。 いまだにホラー映画や怪談がかなり好きだったりする… 子供の頃、多分幼稚…

住職の不機嫌 市長の上機嫌

【山寺の写真日記】 今年はイノシシも鹿も数が増えているらしい。 境内の向かいにある鹿原公園は敷地の3割くらいがイノシシに掘り返されている。 そしてとうとう昨日はお寺の畑もイノシシに荒らされてしまった… 住職が久々に落ち込んでます(笑) 前日に妹…

赤ん坊が泣き止む魔法の音?

【山寺の子育て日記】 先日、兼務しているK寺の檀家総代氏と話していたら、自分の子供が赤ん坊の頃、夜鳴きして大変だったと言って夜鳴きを止めるおまじないというのを教えてくれた。「池のはたなる子狐よ昼は鳴いても夜鳴くな」と書いて天井に貼っておくの…

「ちくわ笛」の驚異

【お知らせ】 久しぶりに山寺に帰った妻が3ヶ月ぶりでHPを更新してくれました。 数日で再び里帰りするので昨年の総集編とのことです。 ご笑覧頂ければ幸いです。 http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ **************************************************…

神様の書いた本?〜木村藤子『「気づき」の幸せ』〜

【山寺の本棚】 [rakuten:ubook:10676169:detail]中古書店にて木村藤子『「気づき」の幸せ』(小学館)を100円で購入。木村氏は地元では「青森の神様」と呼ばれる霊能者である。 私は基本的に霊媒や霊能力者と呼ばれる人達に関わらないほうが良いと思ってい…

きんぴらデイズ

【お坊様のレストラン】本日は兼務している山寺で秋の法要が行われた。 本堂に20人ほどの檀家さんたちが集まり、法要の後は庫裏でお弁当を食べながら歓談した。 本堂の周りを歩くといろんな木々が紅葉したり黄葉したりして秋の深まりを感じられた。 こうした…

お経の意味は分かるべきか

【山寺の本棚】お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)作者: 村井幸三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03/01メディア: 新書購入: 9人 クリック: 45回この商品を含むブログ (13件) を見る 昨年「お坊さんが困る仏教の話」という本を読んだ。 随分、売れた本…

松尾寺大祭の日

今日は秋晴れのまことに気持ちの良い一日。 本日は西国観音霊場二十九番札所である松尾寺で恒例の大祭が行われた。 松尾寺は開創1300年の歴史を持つ真言宗の古刹である。 【松尾寺公式HP】http://www.matsunoodera.com/ 松尾寺は青葉山の中腹にある。朝、…

お経には何が書いてあるのか?〜心の中にあるカーナビのようなもの〜

境内の向かいにある鹿原公園に毎晩イノシシがやってきては、芝生をひっくり返している。 公園の芝生は無残な有様になってしまった。イノシシはどうやらミミズを探しているらしいのだが、ミミズから摂れるカロリーより土を掘り起こすことで消耗するカロリーの…

インド人シェフのブログでチャパティの作り方を学ぶ

【お坊様のレストラン】 最近、毎日のように小麦の全粒粉をこねて焼いたチャパティを食べている。 味付けは塩のみだが噛んでいるとじわーっと何ともいえない旨味がある。 材料は全粉粉と塩と水だけである。粉3か4に対して水1を加えて、生地がひとつにまと…

舞鶴観光の裏技

【舞鶴ご近所日記】 古いお寺ほど山の中にあったりしてとにかくアクセスが悪い。 兼務している多禰寺というお寺も大浦半島の山名にあり、バスも一日数本通うだけである。 タクシーを使うとなれば東舞鶴の駅から往復7000円もかかってしまう… 東舞鶴の駅前に舞…

赤ん坊の中にあるもの

【山寺の子育て日記】子供と暮らすようになってわが子が可愛いと思える反面、相変わらず失敗や分からないことだらけである…だが間近で赤ん坊を見ていると興味津々に思えることがいろいろある。これまで赤ん坊が泣くのは、オムツが濡れているとか、おっぱいが…

赤ん坊をあやしながら腸腰筋トレーニング

【山寺の子育て日記】 妻の実家にいた赤ん坊が山寺にやってきて5日目。慣れないので失敗ばかりである。 昨日は赤ん坊を抱えてミルクをやっているときにクシャミが出て、その弾みで赤ん坊の口に哺乳瓶をズボッ!と突っ込んでしまった。許せわが娘よ… 今日はオ…

魔女と宇宙船 〜五十嵐大介「魔女 第2集」〜

魔女 2 (2) (IKKI COMICS)作者: 五十嵐大介出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/01/28メディア: コミック購入: 10人 クリック: 68回この商品を含むブログ (169件) を見る 中古書店「復活書房」で前から読みたかった五十嵐大介「魔女 第2集」を100円で購入…

鹿の鳴く頃

午前中、表が賑やかなので外へ出ると小学生の一団が境内の向かいにある鹿原公園に向かって歩いていた。遠足らしい。 しばらくして若い男の先生がやってきた。子供達を境内に入れたいという。「本堂のあたりで動物がしきりに鳴いているので念の為見てきます」…

不味くて美味しい全粒粉のパン

【お坊様のレストラン】 食べ物にはいろんな味覚があるが時々私は<精製していない穀物の味>というのを食べたくなることがある。決して美味しい味ではないのだが身体が欲しているという感覚がある。 私はパンが好きである。好物といっていいくらいである。 …

禅宗の本格けんちん汁

【お坊様のレストラン】 お寺の本山の中には一般の方が読んで面白い出版物を発行しているところがあるし、お寺によっては本山から送られてきたそういった出版物を檀家さんに配布しているところもある。大抵はお寺の玄関に置いてあったりする。 もっともウチ…

ねんねんころりよ おころりよ…

昨日は妻の実家へ妻と子供を向かえに行った。 カーナビでは所要時間2時間のはずだったが、連休最終日ということをすっかり忘れていたのである。 カーナビに指示されるままに高速に乗ったら大渋滞に巻き込まれ、5時間以上かけてようやく妻の実家にたどりつい…

関西花の寺の公式HP完成のお知らせ

ようやく霊場会の公式HPが完成した。 是非ご照覧くださいませ。 【関西花の寺25ヵ所】 http://www.hana25.com/ 普段はヒマな山寺だが11月の紅葉シーズンになると大勢のお参りがある。 といっても忙しいのは2週間ほどである。それでも普段ヒマなのに急に忙…

思い出のおにぎり

【舞鶴ご近所日記】 先日、舞鶴市役所から問い合わせの電話があった。 舞鶴というのは終戦後に引揚者を受け入れた町としてしられている。 その数は1945年から13年間に66万に上る。「岸壁の母」は特に有名である。 その引揚げ者の方から問い合わせがあったそ…

とびっきりのアルギット葡萄

【舞鶴ご近所日記】 久しぶりにガツンとやられました… 今日はあるお宅で法事が終わって雑談していると施主の方が粗供養にといって大きな包みを取り出された。 地元のU農園の葡萄だという。地元舞鶴にとても美味しい葡萄があるというのは噂には聞いていたがま…

台風の放送事故

【YouTube漂流記】 台風一過である。 お寺の畑もイノシシよけのトタン板の柵がばらばらに吹き飛んでしまった… 午後は兼務している山寺を見回りに行ったがとりあえず無事のようで一安心である。 台風といえば有名な放送事故がある。 台風の強風に飛ばされそう…

  至高の「金の輪」

【山寺の本棚】 ※ 本稿では小川未明の「金の輪」の具体的内容、結末について言及していますのでご容赦下さい。 掃除、整頓と並んで<身の回りの物を減らす>ことはとても大切ではないかと思うことがある。 ついつい身の回りにためこんだものには自分の執着と…

羽田美智子=観音様?

最近、ブログのアクセス解析のサービスを利用している。 アクセスしてくださる方がどのような方法でこのブログにたどり着かれるのか興味があるのである。 もちろん先方の細かな個人情報などは分からないが、どのような言葉を検索したらこのブログに来られた…

闇あれば光あり

【今月の「寺門興隆」】 お寺の門前に法語などを掲げているお寺が時々ある。 お坊さん専門誌「寺門興隆」を読んでいたらお寺の門前の掲示板の写真が載っていた。 ひらがなで大きく かんしゃく と書いてから、「く」の字のバッテンが書いてある。 癇癪→感謝 …

幽斎の庭

【舞鶴ご近所日記】 本日は爽やかな秋晴れ。 今日は庫裏の前にある庭園の百日紅の剪定を行う。 百日紅の剪定は落葉期が望ましいと園芸書には書いてあるのだが、これから忙しくなるので早めに終わらせることにした。結構日差しが強く、麦藁帽をかぶる。 一日…

恐るべきプーさん

【山寺の子育て日記】 久しぶりに妻の実家にいる子供に逢いにいった。 部屋に入るとわが子は緑色の不思議なマットの上に横たわっていた。 マットにはキリンの首や椰子の木が生え、アーチからは動物の形をしたオモチャがぶら下がっている。眼がチカチカしそう…

流れる雲のように

本日は兼務している山寺で留守番の日である。 珍しいほどの秋晴れである。 このお寺はお参りの人も殆ど無いので心がぽっかりと空くような時間が流れる。 お坊さんになる前はこの仕事にひとつのイメージを抱いていた。山の上で暮らして畑を耕し、雨の日は本を…