闇あれば光あり
【今月の「寺門興隆」】
お寺の門前に法語などを掲げているお寺が時々ある。
お坊さん専門誌「寺門興隆」を読んでいたらお寺の門前の掲示板の写真が載っていた。
ひらがなで大きく
かんしゃく
と書いてから、「く」の字のバッテンが書いてある。
癇癪→感謝
というわけである。
なるほど!と思わず唸ってしまった。
私も似たのを考えみた
エゴ
と書いてから、濁点をとって
エコ
駄目でしょうか?(笑)
かなりショックだったのが万引きに関する調査のアンケートの記事である。
少年少女による万引きの理由が「ゲーム感覚」「単に欲しかった」というものであるのに対して、65歳以上の高齢者の万引きの理由は
孤独
という回答だった。
何だか眼の前が真っ暗になる気がした。
犯罪がゲーム感覚というも恐ろしい気がするが、孤独によって人から物を盗むという心には言い知れぬ暗さを感じる。
日本人の心にはぽっかりと大きな空洞ができているようである。
少しほっとしたのが東大寺一如庵の内田弘慈僧正の話題。
20年前からカンボジアに渡って井戸を掘るボランティアを続けておられるとのこと。
さらに戦乱で親を失って孤児になった子供達を引き受けて孤児院を建てられたという。
この世には闇があるが光もあると思わされるような良い記事だった。合掌
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