2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉の不思議な力

【ココロとカラダの話】 美しくやせる「ゆるダイエット」高岡英夫 (マキノ出版)1400円 今日は日差しが暖かい。 陽の当らない場所には雪が残っているが、そんな場所でも大きな石の周りや樹の根方だけぽっかりと雪がないのもこの時期らしい眺めである。 昨年…

我に同じ

昨日の昼は景色が真っ白に見えるような雪だったが、今日はほぼ快晴。 時々、屋根に積もった雪がひとかかえもある大きな塊となって落ちる音が聞こえる。古い雪は凍っているのでガサッとかドサッとかいう重い音である。これは私にとって春を告げる音のひとつで…

今月の「寺門興隆」

【お寺の本棚】「寺門興隆」平成20年2月号(興山社) お坊さんのための専門雑誌「寺門興隆」のことを以前書いた。 この雑誌の昔の名前は「月刊 住職」。「寺門興隆」のほうがいいように思う… 読みかけの2月号が見当たらなくなっていたのだが、書類の山の中か…

春の歌

溶けた雪が軒から絶え間なく水滴となって落ちていく。 その光景を見ていると春の訪れを実感する。 家の中にいて屋根から落ちる水滴の音を聞くのは良いものである。 何人かのお坊さんとお逢いしてお話を聞く機会があった。 私以外は全員禅宗の方だった。禅宗…

ホンネの話

アメリカの大統領選が賑やかである。 なかでも民主党のオバマさんとクリントンさんの熾烈な争いはデッドヒート状態である。 アメリカは自由で平等で、実力主義の国といわれるが、未だに女性の大統領も黒人の大統領も出ていない。アメリカ人の意識の中には大…

吹雪の中の春

知り合いのお花の先生から個展の招待状を頂いた。 お葬式や法事が入って最終日の今日になってようやく出かけることができた。 昨日に続いて天候は荒れ模様。時おりさらさらした粉雪が猛烈な勢いで吹きつける。 私の住む舞鶴は海上自衛隊の母港になっているの…

あれこれ話

関東では春一番が吹いたと報道されているが、当地は午後から「横殴り」という言葉がぴったりの強風。最初は雨だったのがすぐに雪に変わった。気温が低く、今夜は路面が凍結しそうである。明日は朝から兼務している山寺へお寺参りがあるので無事にたどり着け…

引越し作業の秘伝

もう少しで移動のシーズンである。 就職、進学、転勤…そういった節目は人生の大きな転機になることが多い。 移動といえば引越しが大きな課題である。 丹波の山寺から東京に引越ししたとき僅かダンボール20個だったことを懐かしく思いだす。在京中にとにか…

夜鳴くもの

今日も兼務している山寺へ雪かきにいった。気温があがり、雪がずっしり重くなった気がする。確か1平方メートル(?)の雪で1トンの重さになると聞いたことがある。雪国の方は本当に大変だろうと思う。 雪かきもようやく一区切りである。やれやれ… 昨日は寝…

White Days

今年は雪の少ない暖冬で終わるはずだったのに、猛烈な吹雪が続いたので、ここ数日間は雪かきである。 まずはウチの山寺。 本堂までの参道を雪かきするのが面倒なので車でわだちの跡をつけてそれでよしとしようとしたのだが、車高が低いところへもってきて雪…

アニメ漂流記

昨日、しょこたん様について書いたあと、ふと「攻殻機動隊」のオリガの歌を聴きたくなった。やっぱり映像も見たいのでYouTubeで検索してたら、いつのまにかYouTubeのアニメ世界で漂流してしまった…「攻機」はやはり日本アニメの最高の到達点のひとつだろう。…

しょこたん様のお教え

【 お寺の本棚?】「しょこたん♡ぶろぐ貪欲デイズ」中川翔子(角川ザテレビジョン 1365円) 新聞の書評を読んでいたらしょこたんの「しょこたん♡ぶろぐ貪欲デイズ」が載ってた。 最高で月刊701回ブログ更新の記録があるというからスゴイお方である… この人は几…

春のカキアゲVSホンダワラへのリベンジ料理

【お坊様のレストラン】 檀家さんにフキノトウをもらった。 母親が晩ごはんのしたくをしているのを見たら、フキノトウの外葉をむいて、芽のところを天ぷらにしていた。外葉は捨てるという。 外葉の部分は柔らかな淡い緑をしていて、いかにも春らしい感じがす…

春の味覚

早くもフキノトウが顔を出した。 去年、禅宗の精進料理の本に「フキノトウを胡麻油で炒めてお粥に入れる」という一節があったので、試しにフキノトウを胡麻油で炒めて食べてみた…野趣のある味という言葉しか見つからないが、普段口にする野菜がとても人工的…

「最強の男」の言葉

【山寺の本棚】「㊙牌の音ストーリーズ」全4巻 みやわき心太郎 竹書房 昨日、駅のそばにある宮脇書店で「COMICS壁をブチ破る最強の言葉」(やわき心太郎 ゴマブックス株式会社)を見つけた。「㊙牌の音ストーリーズ」(みやわき心太郎 竹書房)の続編かと思いあ…

ティーポットの中の世界

昨日から続いた雪がようやく止んだ。立春を過ぎて日差しが暖かいのか、積もった雪が早くも溶け始め、溶けた雪の流れて落ちる音が聞こえる。キッチンの窓から裏手にあるカヤの樹が見える。高さが20メートル以上あり、梢に積もった雪が陽にあたって溶けて落…

あれこれ話

ようやく雪が消えかけたと思ったら昨晩は吹雪。 1週間ほどは例年より気温が下がるようだが、それでも日差しがどことなく春っぽいので救われる気がする。今日は新潟のついてる堂さんからコメントを頂いたが雪国の冬はハンパじゃなさそう… お年寄りの檀家さん…

バザラにホレた! 天平の新たかな色

【お寺の本棚】 「バザラにホレた!−新薬師寺・十二神将彩色再現ものがたり」 (DIGITAL WONDER ARCHIVE BOOKS) 薬師如来という仏様は十二神将というお供に護られていることが多い。 数ある十二神将像のなかで最も有名なものは奈良の新薬師寺のもので、天平…

習いごとの話

東京に居た頃、居合道というものを習っていたことがある。 きっかけは偶然である。当時、様々な武道に関心があり、本を読んだり、道場に見学に行ったりしていた。ある日、近所の体育館で「居合道 見学歓迎!」というポスターを見かけたので、あまり深く考え…

カラダをゆるめよう

【カラダとココロの世界】 カラダはココロに影響し、ココロはカラダに影響する。 カラダとココロは響きあっている… カラダというのはどうしても<固くなる>という方向へ常に向かうようである。 固くなる体をどうしたらゆるめるかが大きな問題であると思う。…

地産地消への道

【のんびりしてられない日記】 WEB浮世絵という素晴らしいホームページを作って居られる一風斎さんはブログも書いて居られて、いつも楽ませて頂いている。数日前は中国産の食品の実態についてあるメルマガを紹介し、それについて書いておられた。その内容は…

沙羅双樹の花の色

朝、眼が覚めて、布団の上で座禅をしていると、窓の外で蛙の鳴く声が聞こえた。 昨日から雪が降り続き、10センチ近く雪が積もっている。雪の中で蛙が鳴いているはずもなく、おそらく床下にいるのだろうと想像した。 朝方、窓から見ると、庫裏の周りの木々…

警察の「重い腰」

【のんびりしてられない日記】 飲酒運転の処罰の厳罰化により飲酒運転による交通事故が激減した。 本人はもとより酒類を提供した者、同乗者、車両の提供者、関係者に高額な罰金が課せられることになった。 さてひとつだけ気になることがある。 それは徴収さ…

ブックオフの快楽

昨日は久しぶりに隣町のブックオフへ。 ここ半年ほど本を読まなくなっていたのだが、久しぶりに20冊近く買った。ブックオフでスイッチオン状態である。 マンガは「銃夢LastOrder」1−3巻、(木城ゆきと)「将太の寿司 夢のツケ場編」(寺沢大介)、「伊庭征西…

我が名はバロン

【山寺のホームページを一部更新しました。ご笑覧頂ければ幸いです。】 ※ http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/ バロンというのは三歳のコーギー犬である もともと飼っていたロンという犬が死に、その犬小屋を見ているうちに思いついた名前である。我が家…

春立ちぬ

今年は大変に雪が少ない。丹波の中でも舞鶴は雪が少ないようである。 外に出ていると、屋根先からわずかに残った雪がはみ出し、溶けた雪が水滴になって落ちている。陽が差すと、その水滴に映って光る。 黒澤明の「赤ひげ」の終わりのほうにそんな情景があっ…

節分

今日は節分である。本堂でささやかな星祭りが行われた。 年に一回、御本尊の波切不動尊を開帳する日でもある。 前日、気合を入れて頭を剃ったのだが、終わってから後頭部に大量の剃り残しがあると妹に笑われた。私の後ろに大勢のお参りの人が座っていたので…

妖怪ぬりかべの恐怖

仕事を定年退職されたKさんはいつも気軽にお寺を手伝って下さる有り難い助っ人である。 Kさんの奥さんも母と共通の趣味があり仲が良い。息子さんも私と小中高を通じて同じ学校だった。縁のある人というべきかもしれない。 Kさんの息子さんというのがバス…

あれこれ話

時々、youtubeでお笑い系を見るようになった。最近、面白いと思ったのはアジアンという女性のコンビ。 馬場園(ばばぞの)さんというボケの女の子の落ち着きっぷりがスゴイ。躊躇なくスッと自分のワールドに入って行く。リズム感や音感もいい様子でそれがいい…