夜鳴くもの


 今日も兼務している山寺へ雪かきにいった。気温があがり、雪がずっしり重くなった気がする。確か1平方メートル(?)の雪で1トンの重さになると聞いたことがある。雪国の方は本当に大変だろうと思う。
 雪かきもようやく一区切りである。やれやれ…


 昨日は寝ようとしたらコーギー犬のバロンが爆音で吠え始めた。
 よく耳を澄ますと、裏山から何か別の生き物の鳴き声がする。
 小学校で習ったリコーダーを鋭く短く吹くような声である。
 決して大きな泣き声ではないのだが、その生き物が一声鳴くたびにコーギーが爆音で鳴くので寝られたものではない。

 どうも鳥らしかった。
「よく響く声なので、きっと口の大きな鳥に違いない」と妻。
「口の大きな鳥?」と聞き返すと。
「例えばペリカンとか…」と妻。
 丹波の山奥にペリカンは居ないだろう…

 翌日、住職に聞くと、多分、ヨタカ(夜鷹)ではないかとのこと。
 良かったペリカンじゃなくて…