今月の「寺門興隆」

       【お寺の本棚】「寺門興隆」平成20年2月号(興山社)

 お坊さんのための専門雑誌「寺門興隆」のことを以前書いた。
 この雑誌の昔の名前は「月刊 住職」。「寺門興隆」のほうがいいように思う…
 読みかけの2月号が見当たらなくなっていたのだが、書類の山の中からようやく発見!




 今月のトップ記事は宗費(本山に収める会費)を35年滞納して免職になった住職について。
 ウチも気をつけねば…

 それから「住職が突然倒れたらどうなるか?」という縁起でもない特集もある…

 名刹の仏像を次々と盗んだ男が逮捕され、実刑が言い渡されたという記事。
 犯行の動機は…

      「仏のお告げ」


 三十三体の仏像を集めれば救われるというお告げを受けたのだとか…どう考えても犯人は地獄行きである。

 楽しみにしているのは「ビックリ和尚&ユニーク寺院」という記事。

 今月号は一年で三冊も書籍を刊行した研究者肌のお坊さんについて。
今回はふつうといえばふつうだが、「お寺に足湯の設備を設けた寺院」とか「ボディビルダーの和尚さん」とかびっくりするような記事もあって楽しい。

 お坊さんが使用済みの和ロウソクをカンボジアアフガニスタンに寄付という記事もあった。電力の不安定な地域で火力が強くて消えにくい和ロウソクの明かりで子供達が勉強するという。ちょっとホッとするような記事である。

 ブログをやっているお坊さんの特集というのもあった。
 なかには70歳すぎてからブログを書いている方もあって、いろいろと勉強になった。


 私は子供の頃から日記をつけ始めて続いたことがない。(そういえばマークトウェインの言葉に「禁煙なんて簡単だ、私は何百回もやっている」とかいうのがあった…)そんな私がほぼ毎日のようにブログを書けるのは不思議な気がする。

 お寺に来た方に「ホッとしました」とか「心が落ち着きました」といって頂くことがあるが、このささやかなブログを読んでそんな気分を味わって頂けたら嬉しい。
 
 何よりコメントを頂くのはとても嬉しいもので、やる気も元気も出てくる。コメントを頂ければこそこのブログを続けることが出来たと思う。コメントを下さる皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 本当にありがとうございます。
 そしてこれからも宜しくお願い申し上げます。  合掌    ぶろぐ坊九拝

 ※ホームページの写真を一部更新いたしましたので、お暇な方は御笑覧くださいませ。
           
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