我が名はバロン

burogubou2008-02-05

【山寺のホームページを一部更新しました。ご笑覧頂ければ幸いです。】
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バロンというのは三歳のコーギー犬である

もともと飼っていたロンという犬が死に、その犬小屋を見ているうちに思いついた名前である。我が家で初めての血統書付きの犬なので「男爵」という由緒ありげな名前にしたつもりだが、なかなかの駄犬である…

昨年、メス犬のトモ(犬種不明の大型犬)を保護したが、その途端にバロンが変わった。

よくマンガで一人暮らしの思春期の男の子の家に色っぽいお姉さんが同居することになり…みたいな展開があるが、バロンがまるで「夢見るような目付き」になったのである。犬があんな表情や目付きをするとは予想外だった。写真を撮らなかったことを少し後悔している。ストレートな言い方では発情である。「尻を追いかけまわす」という言葉どうりにずっとトモのお尻にくっついていきアプローチする。

片方は足の短いコーギーで相手は足の長い大型犬である。コーギー短足を振り上げて大型犬にすがり付こうとしている姿はなかなか笑いを誘った。

トモは新参者にも関わらずプライドが高い。全くバロンに関心が無くひたすら無視である。
それでも延々アプローチされるので時々、キレて吠える。バロンは退散するが暫くすると、懲りずにまたアプローチを繰り返す…それがどれくらい繰り返されたろうか。
最近、バロンもようやくトモを諦めたようである。少しは学習能力があるらしい。

バロンは真夜中に爆音で吠えて家族をたたき起こしたり、散歩の時、こちらが転びそうになるくらいリードを引っ張ったりと全く空気の読めないところがある。駄犬度が高い犬だが、性格は単純で裏表は無い。なかなか可愛いところもある。犬にしては珍しくO脚である…そういえば「飼い犬は飼い主に似る」という言葉があることを思い出した。