カメムシの予言
【数日前の境内】
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【紅葉情報】最盛には程遠いです
【おぜんざい】11月1日の午後から開始の予定
【大根だき】未定
【門前の野菜市】未定
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山寺はテレビが無いので時々時事ネタに遅れることがある。
乾杯の時に「ルネッサンス」と言っている場面に遭遇したので、妹に
「最近は乾杯の時『ルネッサンス』て言うの?」
と聞いたら死ぬほど笑われた。
髭男爵のネタだそうである…どうでもいいことであるが、ちょっと悔しかった(笑)
さて今年はカメムシが大量に発生している。
地元では「お姫様」とか「お姫さん」などと優雅な名前で呼ばれる。すぐひっくり返ってジタバタしている姿はどうみてもお転婆な下町娘である。
ありとあらゆる場所にいるが、とりわけ洗濯物や壁などに張り付いてじーっとしているのをよく見かける。寺務所の時計を掃除しようと分解したら中からカメムシが何匹もぞろぞろ出てきたのには閉口した。
カメムシが多いと大雪になるといわれていて、数年前に大雪が降ったときもやはりカメムシが大発生した。長期予報では暖冬とのことだが果たしてどうなるのだろうか。
カメムシの発生と雪の量にどのような関係があるのか興味あることである。
- 作者: 光岡英稔,甲野善紀
- 出版社/メーカー: 冬弓舎
- 発売日: 2006/05/20
- メディア: 単行本
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東北の農家はカマキキリの産卵した卵胞の位置で雪の多さを知るという。
卵胞は雪の積もる位置より高い場所に産み付けられるので、卵胞が高い位置にある年は雪が多いのだそうである。
もっと不思議なのは自然農法の福岡正信翁が書いていたこととして本書で紹介されているクモの話である。
クモは秋晴れの日に糸を空中に伸ばして風を捉まえて空に飛び立つ。
そしてたくさんの畑の中から福岡翁の無農薬の畑を選んで降りてくるのだという。
カマキリが一体どうやって雪の多さを知るのか。クモがどうやって無農薬の畑を見つけるのか、全く不思議というほかない。
自然には人間の及ばない不思議がある。
山寺にいるとそのことを素直に信じられることは有難いことだと思っている。
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