「仮面ライダー」VS「御宿かわせみ」

　子供お化けや怪獣が大好きである。

　子供はお化けを怖がるが怖いという感情はそこに強烈な興味や関心があることにもなる。

　私自身も多分、そういった存在に人一倍魅かれる性質がある。
　いまだにホラー映画や怪談がかなり好きだったりする…

　子供の頃、多分幼稚園の頃だったと思うが「仮面ライダー」という番組が始まるという告知を幼時向けの雑誌で見て、そこに「クモ男」と「ハチ女」といった今まで見たことのない恐ろしげな怪人のイラストが描かれていて一体どんな番組だろうかとドキドキしたのを未だに覚えている。そして「仮面ライダー」が始まるとたちまち夢中になってみた。

　最近、最終回を向かえた「仮面ライダー」シリーズが「仮面ライダー　ディケイド」である。
ところが…最終回が戦闘シーンの途中で終了して、番組後に「続きは映画館で」みたいな告知が出たそうである。
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　　あんまりじゃないか（笑）…

　仮面ライダーが正義の味方じゃなくて営利の味方なんて…

　　あんまりじゃないか（泣）…

　久々にがっかりした話題である。

　最近、出先で何回かNHKの「御宿かわせみ」を見る機会があった。

　平岩弓枝の「御宿かわせみ」は何度もドラマ化されているが主人公の庄司るいを高島礼子氏が演じていた。
　久しぶりにほっとするような内容の時代劇だった。

　大人は皆分別があり、若者は皆一途である。
　そして大人にも若者にも情があるのである。

　高島礼子氏はイケイケのイメージがあって（笑）全然関心の無かった女優さんなのだが、芯が強くて、どこか薄幸で、でもその薄幸をさらりと受け流している感じがぴったりという気がしてちょっと好きになった。

　私は江戸時代にとても関心があるがドラマの内容は私のイメージする江戸時代とは随分違う気もするのだが、江戸時代をテーマとしたファンタジーと思えば、間違いなく上質のファンタジーである。

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