紅葉の寺へ 日本で最初のお坊さん
【昨年の紅葉。残念ながら綺麗な紅葉には遠かった。】
本日は午後より天気が下り坂。明日も同様に
周囲の木々が少しだけ紅葉しはじめている。
良く見ると同じ木の一部だけが紅葉しているところが随分ある。
一番驚いたのは毎年、11月中盤からしか紅葉しないもみじの老樹の一部が紅葉していることである。
昨年は紅葉に関しては不作の年で早い時期に茶褐色になって散ってしまった。
せっかく遠くから紅葉を観にこられる方もあるのだから、できれば綺麗な紅葉を観てもらいたいものである。
時々、団体での参拝があるが、大抵は天橋立方面に行く途中での立ち寄りである。
毎回5分か10分ほど話をして境内を案内する。
最近は肩凝り解消の話をマクラにして、そのあと強引に仏教の因果応報の話にもっていく。
人に気を使うと肩がこる
→因果応報に基づけば人に気を遣った人にはまた誰かが気を遣い心を向けてくれる
……
我ながら強引である(笑)
昨日、ある団体さんに話をし終えたら手を挙げて「質問!」と言われるのでやれ嬉しや仏教に関する質問かと思ったら、マクラで話をした肩凝り予防についての質問だった。
ちょっとがっかりしたぞ…
聖徳太子と鉄の王朝―高句麗からよみとく飛鳥 (角川選書 (263))
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日本最初の僧侶は実は意外なことに女性、つまり尼僧なのである。
日本書記によると584年に司馬達等の娘である嶋(しま)が出家して善信尼と名乗ったのが最初とされる。
随分前に買った「聖徳太子と鉄の王朝」という本を拾い読みしていたら、最初の僧侶が尼僧であったことと日本の宗教では伊勢の斎宮のように若い女性が祭司の主催者であったことが関係しているにちがいないと書いてあって、ちょっと眼から鱗だった。
毎年、6月2日には奈良の飛鳥寺でうつき祭りが行われ、日本最初の善信尼が供養されるという。
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