壇蜜はお坊さんをリスペクトできるか?
何人かの地元のお坊さんとお話していたら話題になったたことがある。
最近、一気にブレイクされている壇蜜というタレントさんのことである。
『壇蜜は葬儀会社に勤めていた。壇蜜の「壇」の字は仏壇の「壇」である。』というのである。
本当か???
葬儀会社ってもしかして『セレマ』???
…というわけで少し調べたらこんな記事が見つかりました。
【関連記事】http://wpb.shueisha.co.jp/2012/09/01/13697/
話の要点としては
○壇蜜氏は葬儀会社ではなく葬儀の専門学校?に所属していた。
○芸名の「壇」も「蜜」もお経から採った。
「蜜」が<お供え物>というのは浅学非才の身にはよくわかりません…
ただ最も有名なお経である「般若心経」は「摩訶般若波羅蜜多心経」という名称を持っている。
ちゃんと「蜜」が入ってます…
この方のインタビュー記事を読んで一番気になったのは恩師の突然の他界により無常感に襲われたという箇所である。
自分の大切な人の死をどのように受け止めるか…これは人生の大きくて重いテーマである。
現在の仏教がそういう要請に応えられるかというのは仏教の大きな課題だと思っている。
仏教に関心のある方も無い方もある。多分、無い人のほうが多いだろう。残念ではあるが事実である。
だが自分の親しい人、大切な人を亡くすという経験は誰にでもある。
「お葬式はいらない」といった儀礼面の問題が取り上げられることは多いが、人が大切な誰かを失って悲しみや寂しさを感じるということは避けがたい。
すこしでも多くの人に仏教にアプローチしてもらう方法として、この深い悲しみというものを出発点にできないだろうか?と少し考えているのである。
【明日に続く…】
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