春のホーホケキョ 幸せ間違いなしアイテム

しばらく好天が続く見込み。



なんとも気持ちが良い時節である。





山の多くは手入れが少なく常緑樹の濃い緑に覆われているのだが、この時期、常緑樹の落葉や新芽が多い。常緑樹以外の木々が旺盛になる。


常緑樹の濃い均一な緑に対して、この時期は鮮やかな淡い緑がひときわめだつようになる。薄い赤、薄い紫の混じった葉や遠眼には白に近い色も加わる。そのなかに花の咲いているものが混じるので一層色の配合が複雑になる。



もう少し時間が経つと新芽の色もおちついてくるがこの時期が一番伸びやかで清新な山の色合いを感じる。



ウグイスが相変わらず鳴いている。


ウグイスは早い時期はどこかたどたどしい鳴き方だが、この時期になるともう迷いのない鳴き方である。


WIKIを見ていたら、古人の耳にはこの鳥の鳴き声が


「ウー、グイス」「ウー、グイ」


と聞こえていて、それがこの名前の由来になったと書いてあったので少しおどいた。


本夕は山の置くからコツコツというキツツキのついばむ音も聞こえてきた。


【娘と境内の向かいの公園に出かけた妻は四つ葉のクローバーを探していて六つ葉のクローバーを見つけたとのこと。これで当山の寺門興隆は間違いなしである。】



ウグイスの鳴き声を「ホケキョウ(法華経)」と聞くようになったのはいつごろだろうか。



学研の「[図説]法華経大全」のレビューが良かったので密林で購入。



数ある経典のなかで日本人に最も読まれ、最も影響を与えたのが「法華経」であることは間違いない。



一度は全体像を大まかにでも知っておきたいと思ったのだが良書に巡りあえた気がしている。


「図説」とあるがそんなに沢山の図版は載っていなかったのが意外。


同じ学研のエソテリカシリーズは豊富な図版や写真を多用した分かりやすい解説書として評価が高いが、エソテリカシリーズとは別に<エソテリカ・コレクション>というシリーズが別にあり、本書はその1冊である。




今様を多数収録した「梁塵秘抄」には法華経を題材にした歌が114首治められている。


全体の歌数が500余りなのでかなりの割合であることが分かる。




この「法華経大全」は280ページあまりりの大部な本だが、パラ読みしているといろんなイメージが湧いてくる。




この本については少し書いてみたいことがいろいろあるが多岐にわたるので少しづつ書いてみたい。





読経の最期にお唱えする「願わくばこの功徳を以ってあまねく一切に及ぼし 我らと衆生と皆共に仏道を成ぜん」とは法華経の経文から摂られたものである。



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