皮一枚の在り難さ 「心を癒し自然に生きる」
本日も厳しい残暑の1日。
夜8時をまわっても蒸し暑い。市街の暑さはいかほどだろうか。
お盆を過ぎて疲れが出たのか左足の土踏まずに化膿傷が1箇所。
昨晩から次第に激しく痛みはじめたので困ったが、一晩ゆっくり寝たらようやく快方に。
足の裏などというのは普段は気にもとめない部分だが、ここに痛みがあるだけで日常の所作が全部支障をきたす。すさまじく不便なのである…
もし化膿したのが右足だったらアクセルを踏めないので車に乗ることもままならないし、土踏まずではなくもっと足指近くの部位だったらもっと難儀していたはずである。
足の皮一枚の在り難さを教えて頂いた気がした。
- 作者: 葉室頼昭
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2013/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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春日大社宮司の葉室頼昭さんの「心を癒し自然に生きる」を読ませて頂いたことを思い出した。
葉室氏の前職は整形外科医である。
宮司さんと成形外科医というと接点が無いように思うが、葉室氏は自分に関わった人の為に全身全霊を尽くすということ、自分の我を捨て人間を越えた神に一心に祈ることで手術を成功させてこられたという。
文章は平易だが、患者さんにつくすその真剣さと救われた患者さんとのやりとりには思わず胸が熱くなるものがある。
大変に勉強になる内容で自然に頭が下がる思いがした。
葉室氏は宮司としても成形外科医としても大成を為された方だが、常に相手のことを考えるということ、そして常人の何倍も努力することによってその大成は為されたと感じた。
神様ごとというと神さまにお願いすることで楽に何かをなさしめていただく印象があるが実際は逆なのである。心に刻したい1冊である。
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