供養女子 深きところで 伝説の巨大洪水
気温が30度前後に落ち着き、ようやく酷暑を抜けたようだ。
風の涼やかさ、虫の声、水の冷たさ、
季節そのものの存在が身に染み入るように感じる。
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ネットで「納棺美女」というタイトルが眼に入ったので香港のホラー映画のタイトルか?…と思ってよくみたら
『納棺士美女』
と書いてあった。
墓石業、葬祭業などの関連団体のエンディング産業おこなったミスコンテスト?で若い納棺士さんがグランプリを勝ち取ったという。
この仕事について10年ほどになるが未だ納棺師(納棺士)さんにはお出会いしたことがない。
どんな仕事でも苦労ややりがいがあると思うが、どんな気持ちでお仕事をされているか1度お話してみたいものである。
お寺の仕事もこのエンディング産業に取り込まれつつあるのが私など
『供養男子』
とでも呼ばれるのだろうか。
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文藝春秋に立花隆氏の書いておられる日本再生というコラムがある。
文系的センスと理系的エッセンスが散りばめられ
膨大な情報が整理され圧縮したような文章にいつも快感を覚える。
「日本再生 62」(2016年7月)は「文明の転換点」というタイトル。
テーマのひとつは地震の予知について。
したがって原発が活断層の上にある、無いということがしばしば問題になる。
だがその背後にもうひとつ別の問題があってこれは私が全く考えが及ばなかったことだ。
現在、私たちが調査することのできる活断層は地表から僅か1〜2キロという浅い部分の活断層だけなのだという。
そして実際に地震が起るのは地表から10キロ、20キロという深さの部分であり、事実上、人間が調査研究する遥か圏外で地震は起っているという。
つまり…
地震の予知というのは根本的に不可能だということにつきると思う。
地球の表面を覆っているのは厚さ100キロほどのプレートと呼ばれる岩盤である。
十数枚の岩盤が地球を覆っていて、そのうち4枚のプレートの合流点の付近に日本が位置している。
極めて不安定な位置にあるのが日本の国土だということになる。
地震の起っている震源も地球を覆う岩盤全体の厚みからすれば実はごく浅い部分でしかないことになる。
厚さ百キロのプレートが複雑に運動し変化しているなかで人間は地表から僅か1、2キロの浅い所のことしか分からない…
自分の住んでいる地域に活断層が無かったとしても地震が起らないという保障は何もないということになる。
中国最古の王朝である夏王朝は大洪水で氾濫した黄河の治水事業がきっかけとなって成立したとされる。
近年、中国で紀元前1900年ごろに起きたとされる巨大な大水害が事実であることが判明した。黄河の水面が38メートルあまりも上昇したという。想像を絶する超巨大水害であったという。
【関連記事】http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36994836
毎年のように異常気象が起るが、ノアの箱舟伝説にあるような人間の想像を遥かに上回るような超巨大災害というものを人類は何度も経験しているにちがいない。
日本においてもこれまで想定された事態を遥かに上回るような地震、洪水、旱魃、低温化、などが起る可能性は否定できない。
今日一日を無事に過ごし、明日もまた今日のように無事な1日が在る…と私たちは信じて疑わないが、果たして明日は本当にあるのだろうか?と疑うこともたまには必要なのではないだろうか。
そして今日という1日の在り難さをもっと喜んでよいのかもしれない。
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