武術的身体

 


本日は午後から雨模様。


師走の慌しさで雑用が終らない。




本夕は今年最後の太極拳のつもりで市の体育館に行ったら…


真っ暗…



勘違いしていて実は先週が今年最後の太極拳の日だったらしい。



今朝の新聞で役所の仕事納めの記事を読んでいたので気がつきそうなものだが思い込みといのは恐ろしい。今年も相変わらずそそっかしいのは治らなかった。








数日前に密林の古書で甲野善紀・甲野陽紀「驚くほど日常生活を楽にする武術&身体術」を購入。




簡単にできるワークがいくつも載っているので太極拳の中で試してみようと思っていたのだが…




体が潜在的にもっている力や機能は計り知れないものがある。




そこにいろいろな希望があるように思う。







甲野氏は体自身が身体を調整したり回復させる能力を本来備えているという。






東洋医学に長く関心があって免疫機能のようなことにはついていろいろと考えているが、<体自身の持つ力>というのも多岐にわたっているようなのである。








男性であれば武術ということに惹かれない人のほうが少なくないだろう。




もっとも空手や剣道を習ってもそれが直接に役に立つ場面というのは意外なほど少ないのではないだろうか。




だが甲野氏の捉える武術というのはもっと幅広いものである。



人が人として生きる事と武術は、本来は引き離せないほど密接して存在している…と甲野氏は言う。



人体は常に外界に対処しながら生きているという現実があってそれは武術につながるというのである。




介護であったり、重い荷物をもつこと、長時間正座すること…それらはすべて広義の武術の領域になるというのである。




甲野氏による武術の定義は




『人間にとって切実な問題を最も端的に取り扱うもの』



戦うということは平和な日常からは遠いように思うが、私たちは様々な問題に対処しながら生きている。




自分の心身を上手に使って日々をすごしてゆくための手がかりを“武術”のなかに求めようとされているのだろうか。



年始年末の忙しさがひと段落したらこの本に載っているいろいろなワークに挑戦してみようと思っている。






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