イタドリ野郎 バカうけ 難物
本日は草刈2件。
兼務寺院の近くに大きなカーブがあり、この時期、雑草が繁茂して視界が著しく悪くなる。
市道なのだが何年も除草されていないので仕方なく自主的に草刈を行っている。
この時期旺盛に伸びるのがイタドリ(虎杖、スカンポ)である。
イタドリはアッというまに人の背丈ほどになる。しかも群生する性質があるので繫茂すると視界を大きく遮る。なかなかやっかいな植物である。
午後は境内の奥にある梅林の草刈。
梅の木が40本ほどありその周辺を刈らねばならない。
昨年までは人に頼んでやってもらっていたのだが経費削減のため自分で刈ることにしたが経費削減も楽ではないのである。
それでも自然のなかでしっかり体を動かして作業するというのはいいものである。スポーツや武道とはちがった充実感がある。この感じはとても好きである。何より夕飯が大変に美味しく頂ける。
ちょっと異常に感じるのは連日のように行政からツキノワグマの出没を知らせるメールが届くこと。
本日などは4、5通は届いただろうか。
出没地域も西舞鶴、東舞鶴と東西に広範にわたっている。梅雨を通り過ぎて夏のような気候だがそのことと関係があるやもしれない。
ちなみに昨晩、山寺の玄関では深夜0時頃、猿と他の動物(狐?)がケンカを始め大いに賑やかでありました。
見たいと思っていたアメリカのSF映画「メッセージ」だが、登場する宇宙船が日本のお菓子“バカうけ”にそっくりとかで物議。
なんだか見る気が失せてしまった…
【関連記事】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170522-00000315-oric-ent
【似過ぎでしょ(笑)】
- 作者: 立花隆・佐藤優
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佐藤優、立花隆氏のブックガイド「ぼくらの頭脳の鍛え方」(文春新書)に少数だが仏教関係の書籍が載っていた。
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松長有慶「理趣経」(中公文庫BIBLO)が真言宗系の本として掲載されており安心&感心。
<アビダルマ>の解説書として「存在の分析 アビダルマ」(角川フソィア文庫)があげられていて、難しいのは承知で購入。
存在の分析「アビダルマ」―仏教の思想〈2〉 (角川文庫ソフィア)
- 作者: 桜部建,上山春平
- 出版社/メーカー: 角川書店
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お釈迦様は実に多くの説法をされたのだが、果たして何を説かれたのか、その内容を解釈し、体系化したのが<アビダルマ>である。
例によって密林の古書で買ったのだが最初のほうだけ蛍光ペンでボーダーラインが引いてある。前の持ち主も早々にリタイアされた様子がありあり(笑)
いいかえると<アビダルマ>というのはお釈迦様の説かれた教えを大系的にまとめたものであり、仏教の理解には欠かせないものといえる。
しかし難解な内容ゆえに
「唯識3年 倶舎8年」
などという言い方まであるという(笑)
もちろん「桃栗3年、柿8年」をもじったものだが、仏教を学ぶ上で必須とされる唯識論や倶舎論(アビダルマの代表的解説書)は8年も年月がかかる難物だという。
アビダルマの解説書である「倶舎論」を書いたのは5世紀の世親という学僧である。
興福寺の北円堂には世親と無著(世親の兄)という2人の偉大な学僧の彫像がある。
慶派の仏師の手によって造られたこの2体は日本の肖像彫刻の至宝といわれる。私はまだ写真でしかみたことがないが写真からでもその素晴らしさが伝わってくる。1度は実物を見たいと思っている。
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