晋山式にて
本日は市内の大きな禅寺で晋山式が行われた。
禅宗の儀式は概して規模が大きく盛大だが檀家さんを含めると総勢200名近い盛大な式だった。
本山の管長さんをはじめ、清水寺の貫主さんなどエライ方が続々…
晋山式と並行して先住職の退山式も行われた。
晋山された方には「おめでとうございます」と言えるが、退山される先住職に果たして
「おめでとう」といっていいものか…と少し迷った。
直接、顔を合わせるわけではないし、大丈夫か…と思いながら、お寺に到着するとその先住職が山門に立っておられるではないか。
どう言ったもの迷ったが仕方なく「本日はおめでとうございます」と挨拶させて頂いた。これで良かったのか…
控室に大勢の御住職が参集。
着替はじめると黒、白、黄色、緑、紫など色とりどりの衣が映えて大変に綺麗である。
中には勝負服ならぬ「勝負衣」みたいな美々しいいいでたちの方もあったりする。
式は簡単に始まらない。
本堂内で座して待っていると、新住職が山門に至るやいなや大音声で何か言っているのが聞こえるのである。
「…××…○○○…△△…」
何を言っているか意味はよく分からない。
多分…「お前はこの門をくぐる資格があるのか!」とか「中途半端な覚悟じゃ通さねいぜ!」くらいのことを言っている雰囲気である。
すると新住職は朗々と一句を唱え始める。
ややあって…
「…かーいーもーんー」
という大きな発声と共におごそかに山門が開く。
ここら辺がドラマチックというか、かなりカッコイイのである。
式次第は順調にすすみ新住職の誕生となった。
歳は若いが、真面目で、誠実な御住職なのでこれから活躍されるのが眼に浮かぶようである。
昨日は月参りの後、大きな法要があり、本日は退山式、晋山式の後、葬儀、御墓の開眼、初七日などがあり、さすがに疲れた。
おまけに再びコーギー犬が脱走して大暴れ。
警察権のトレーナーさん?とか獣医さんまで動員してようやく取り押さえた。
いろいろ大変な2日間だった。
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