本日は七夕

本日は七夕。

天候は不順の為、天の川は望めず。

ところで「漢」という字を漢和辞典で引いたら「銀河」という意味があると書いてあった。
たしかに“さんずいへん”である。漢字というのは難しく奥が深い。

何年か前にNASAが公開した天の川の写真がある。
満点の星という言葉がぴったりである。

【NASAの公開した天の川の写真】http://gigazine.net/news/20080730_milkyway/

町に夜も明かりが溢れるようになったのはここ100年にも満たない。

私達の祖先の見上げた星空はこの写真のように圧倒的な姿だったのだろう。

砂漠を往来したり、海原を航海した人々にとって星を観て方位を知ることは必須のことだったに違いない。

星空を見上げて感傷にふける私達と違って、星の配置を観ることに命が掛っていたことすらあったに違いない。

だが、そうして真剣に仰いだ空から何かを感じたのではないだろうか。

そして私達も時には無心に空を仰いで、日常とは違う感性の中に浸りたいものである。

来年の七夕には雄大な銀河を望みたいものである。

木曾山に流れ入りけり天の川　一茶

天の川色絵の扇ながさまじ　杉風

銀河濃し救ひ得たりし子の命　久女

子を負うて肩のかろさや天の川　しづの女

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