毘沙門様のお使い

 







殺生すべきではないと思いながら、家内に入ってきたムカデだけは退治していたのだが、昨晩はとうとう娘がムカデに咬まれてしまった。




20センチほどの大型のムカデが突然部屋に現れたらしい。天井から落ちてきたか、畳の間から入ってきたのだろう。それほど深刻な症状にならなかったのが幸い。



早速、妻は薬局にいって軟膏、ムカデの忌避剤、ムカデ用の殺虫剤などなどを買い込んできた。






ムカデは畳の隙間のようなごくせまいところからでも侵入してくるのでなかなか厄介な相手である。



ある御住職が檀家さんとなぜかギクシャクした関係になってその理由をいろいろ考えたら檀家さんの前でムカデを殺したことが原因だったという。そのお寺の御本尊は毘沙門天でムカデは毘沙門天の使いだったというのだ。その檀家さんは御本尊のお使いであるムカデを殺す住職を不信に思ったという…



ムカデ(百足)は「お足」(お金)に通じるとして金福の縁起をかついだり、「客足がつく」として商売や芸能の世界では信仰の対象になったという。


夕方もムカデかと思ってギョッとしたら風呂の焚きつけに使う杉葉が落ちていた。




ギザギザした葉の部分が脚にみえたらしかった…



ムカデを信心するような人は多分、ムカデの出てこない家に住んでいるのちがいない。






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