弱ってます 秋の俳画
パソコンで事務をしていると母が電話している声が聞えた。病院に電話で予約を入れているらしい。
「…今日中に診察をお願いします…弱っているみたいで…フラフラしてます…」
もしかして老僧が急に体調悪くなったのか…と心臓がバクバクしたが…
よく聞いたら「弱ってフラフラしている」のは母の虫歯で、歯科への予約電話だった。
80をいくつも越えた老僧はいよいよ老衰が目立つ。
もっともお荷物になった1トントラックを処分したら、老僧がトラックがほしいとあまりにうるさくいうので近日中に中古の軽トラを購入せざるをえなくなった。
老僧に振り回されるのも元気な証拠を思い在り難く振り回されることにした。
- 作者: 鮫島芳子
- 出版社/メーカー: 桜の花出版
- 発売日: 2016/08/12
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8月の酷暑が幻のように朝晩に秋の気配を感じる。
夜になれば虫の声が絶えず聞える。
秋の虫の声はとても美しいが、どこか哀切で身に沁みるものがある。
季節の変わり目になると鮫島芳子さんの俳画集『行く道に花の咲かない道はなく』を手に取る。
素朴でありながら滋味を感じさせる句が多い。
山からか野からか海か 秋の風
彼岸花 母さんと呼ぶ温かさ
手のひらにこぼれる涙 萩の花
風の野辺かすかに赤き 吾亦紅
【この「完全再現」シリーズは面白い。もっともここで取り上げられているのはスターリングラードの戦いではなく、クルスクの戦車戦である。対戦車地雷の検証実験の映像があるが普通車が木っ端微塵になるのには驚きである。】
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