絶食 マッカーサーのスルメ 

お隣の綾部市で熊3頭が出没し、男性2人が軽いケガ。



市役所から2キロくらいしか離れていないというから綾部の“くまモン”も随分人馴れしているらしい。







2日から4日絶食すると免疫システムが更新されるというネットの記事を見かけた。




飢餓状態になると不要な免疫細胞が消費され、その代わりに新しい免疫細胞が作られるのだという。




ちょうど2日続けて兼務寺院で留守番の日があったので2日間、雑穀の重湯と野菜ジュースだけで過ごしてみた。




1日断食を頻繁にやっているせいか思ったほど空腹感がない。




だが(いつにもまして?)頭が少しぼーっとする…





夕方、復食で雑穀のお粥と果物を少し摂ったら、身体の隅々に力が行き渡るような感覚があってなんとも心地よかった。





絶食中は座禅、ヨガ、気功をする。





断食を指導している方のなかには断食中は読書やテレビは厳禁という方もいるが、そこは我流で「とと姉ちゃん」を見たり、軽い読書をしてすごす。





本や雑誌を読んでいてもやはり食事や料理について書いてあるとついつい眼がいってしまう。



朝鮮戦争 (下) (歴史群像シリーズ (61))

朝鮮戦争 (下) (歴史群像シリーズ (61))




図書館で借りた「歴史群像 朝鮮戦争(下)」(学研)を読んでいたら陸軍参謀総長などを歴任した韓国の高級軍人のインタビューが載っていた。




朝鮮戦争のさなかマッカーサー元帥の視察を受けた際に「将兵の給養は足りているか?」と質問され、主食はあるが野菜や副食物が少ないと返事をしたところ数日後に携帯食料が山のように届いた。



中身は香辛料で煮た魚などをアジア人向けに調味してあり、韓国人向けにスルメが入っていた。



マッカーサーの直命により韓国人の食生活を研究し、日本で大量生産されたという。口にあった食事がどれほど将兵の心をなごませ、戦場の苦労を癒したか計り知れないものがあった…と回想されていた。



米軍のシステムのなかには間違いなく将兵の苦労をいかに軽減するかという思考があり、恐らく日本軍には欠けていたものだと思われる。




第二次世界大戦終戦から僅か5年後に朝鮮戦争は勃発したが、現場の一将兵のリクエストに数日で即応できるアメリカの兵站能力には驚くほかない。




そんなことを書いていてら急にお腹が減ってきた…