深沙大将 志の輔のめい想パワー ルパン三世’80 その2
数日前に老僧が宝物殿に拝観者を案内したときに、突然…
「ミイラを見せてください」
と言われたそうだ。
当山には深沙大将の仏像があるが、同じく深沙大将の仏像を蔵する岐阜の横蔵寺にはミイラが安置されているので、混同されたらしかった。
本日は岐阜からグループで参拝された方々があった。
観光ボランティアとして活動されている団体で、横蔵寺を案内する関係で深沙大将に関心を持たれ、本日は同じく深沙大将を蔵する小浜の明通寺に参拝され、その後、当山に来られたとのこと。
帰り際に深沙大将の資料を頂いた。
こちらが横蔵寺の深沙大将。平安仏とのことだがどこかユーモラスな表情である。
180センチ余りの大きな像だという。
大変ご利益がるとして大勢のお参りがあるそうである。
横蔵寺の薬師如来は比叡山再建の際に横蔵寺から比叡山に移されて根本中堂の本尊になったというから、このお寺の由緒は大変なものがある。
こちらは明通寺の深沙大将。
横蔵寺よりさらに大きく250センチもあるというから大変大きな仏像である。
明通寺の創建は桓武天皇の時、征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征伐に際して薬師如来を本尊創建したという。丹後の七仏薬師も地方の豪族征伐のために祀られたことと重なるように感じる。
【関連記事】
http://www1.city.obama.fukui.jp/obm/rekisi/sekai_isan/Japanese/data/132.htm
仏像の写実性としては高野山にある快慶の深沙大将が一線を画す。
面白いは仏像の立っている台座が水のように見えること。
深沙大将は水に関わるという説がある。お不動様のように岩の上に立つ(座る)仏像は多いが、水の上に立つというのは極めて珍しい。深沙大将は興味の尽きない仏様である。
本日の「ためしてガッテン!」のテーマは瞑想。
とうとうガッテンで瞑想(座禅)が取り上げれるとは…とちょっと感無量。
「瞑想」ではなくて「めい想」となってましたが。
【関連記事】http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160928/index.html?c=health
瞑想が認知症、うつ、慢性痛、不安などにも効果のあることが内外で検証されつつある。
認知症対策はこれから大きな課題となってくるが、コストをかけず、予防的に認知症対策を行うためにも「めい想」の効果をもっととりあげてほしいと思う。
【昨日のルパン?世'80 の続き】
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