今月の「寺門興隆」(興山舎)
「お寺の本棚 その1」
今月の「寺門興隆」(興山舎)
今月の「寺門興隆」(興山社)10月号が届いた。
ちなみにこの「寺門興隆」はお坊さん専門の雑誌である。以前のタイトルは
「月刊 住職」
であった。
巻頭1ページ目はお坊さんのライブの写真である。写真が上手く撮れてなくて歌っているお坊さんが背後霊とはこんな感じではないだろうかというくらいちょっと不気味に写っている。その写真についているタイトルがメチャ明るく「仏教が好きだからシブヤでライブ」。そしてグループ名は
「菩薩ノバ」…
仏教には声明や御詠歌という仏教音楽のジャンルがあり、実は音楽好きのお坊さんは多い。大勢でお経を読む時は経頭という役があり、経頭が出す第一声と同じ高さに皆合わせるのが原則。だから経頭の声が高すぎたり、低すぎたりするとなかなか大変である。音感も大切である。確かお坊さん5人のグループで
「シャクソン5」
というのも聞いたことがある。問題はネーミングのセンスか?
相変わらず地方紙から拾ってきたような三面記事も多い。
「お坊さんが壇務の帰りにひき逃げ」
寒い…(「壇務」とはお参りなどお坊さんの仕事のことである)
今月号についてはもう少し書きたいことがあるが今度にしよう。