B級グルメは地方を救う?
【お知らせ】
昨日、山寺のHP更新致しました。
宜しければ御笑覧下さいませ
http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/
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【舞鶴ご近所日記】
境内の向かいにある公園に行くと紅葉が本格的な色あいを見せ初めていた。
まだまだ盛りを迎えるには少し時間があるが、この時期は様々な色が織り成されていて、観ていると心が和む。写真では良く分からないと思うが、本堂の脇にあるイチョウの大木(三重塔の上側)が冴え冴えとした青みの入った黄色になっていてとりわけ美しかった。
しばらく前「B級グルメが地方を救う」という新書を本屋で見かけた。
http://books.shueisha.co.jp/tameshiyomi/978-4-08-720462-9.html
立ち読みだけして結局買わなかったが(笑)なかなか興味深い内容である。
地方振興の手段として地方色豊かな食べ物が有望視されているという。
破産した夕張市でテーマパークの巨大な観覧車が撤去される映像を見たことがあるが、大規模なテーマパーク建設など土木建築を伴った地域振興は限界があるように思う。それに比べれば地方色豊かな食文化を育てるというのはリスクが少ないし、分かりやすい。日本の施策は最後は土木事業に集約されてしまうことに大きな問題を感じる。
ご当地の味というと香川のうどん、広島のお好み焼き、宇都宮の餃子などがすぐに思い浮かぶが全国にこうしたご当地の味が続々と開発されつつあるという。
実は地元舞鶴も肉じゃが発祥の地として名を馳せている。
お まけに呉市とどちらが肉じゃがの元祖かでバトルになったりまでしている。
夜8時頃市街を車で走るとシャッターを閉めた店ばかりが眼につく。店を開けているのは居酒屋くらいである。なんとも寂しい風景である。子供の頃活気のあった商店街も閑古鳥が鳴いている。なんとかならないものだろうかといつも思う…
というわけで地元で開発して欲しいご当地の味を考えてみた。
<その1 舞鶴の麺食>
ここ数年、広島の呉にあるお寺にお手伝いにいくのだが、昨年、呉冷麺というのをご馳走になってとても美味しかった。
麺類というのは主食にもなるし、スナックにもなる。日本人は多分とても麺好きなのではないかと思う。
麺類というのは麺とスープと具いうシンプルな組み合わせながら奥の深い食べ物で、様々なバリエーションが可能である。
ラーメン、焼きそば、冷麺といった麺類はご当地B級グルメの定番であり、舞鶴でも是非舞鶴ラーメン、舞鶴冷麺、というのを開発して頂きたいと思う。
<その2 フィッシュアンドチップス>
市内にレストランタケウチ※というフレンチレストランのお店があって、地元の野菜や魚介類を取り入れた個性的なお店として地元で大人気である。
ここは別格だが新鮮な魚介類を手軽に食べられたらいいなと思うときがある。
イギリスでポピュラーな食べ物にフィッシュアンドチップスという食べ物がある。
魚のフライに揚げたジャガイモを添えたものでイギリス庶民の代表的なファーストフードである。
イギリスにはイギリス国内で一番美味しいフィッシュアンドチップスを食べられる町というのがあり、小さな漁港にイギリス全土はおろか世界中からから何万人という観光客が訪れるそうである
舞鶴というのは新鮮な魚介類が水揚げされるのだが地元で美味しい魚料理を食べられる店というのが案外無いのである。地元の新鮮な魚を使ったスナックとしてフィッシュアンドチップスというのは有望ではないだろうか。
イギリスではビネガーをかけて食べることが多いそうだが、ソースや味付けはいろんなバリエーションが可能だし、屋台など簡単な店舗でも提供することができる。
<その3 香辛料をつかった練り物>
舞鶴が誇れる食べ物にかまぼこがある。
海上保安庁や海上自衛隊など全国の港を訪れる機会のある方に伺っても舞鶴のかまぼこの美味しさは全国でも指折りとの折り紙つきである。
香辛料を使った辛い食べ物というのは後を引くというか不思議とまた食べたくなるものである。
激辛とまでいかなくても、辛い味のついたかまぼこやはんぺんなどは簡単に作れるのではないかと思う。インパクトの強い赤系の色で一度食べたら病みつきの味…そんな製品ができないだろうか。
<その4 舞鶴アイス>
近年、ちょっと考えられないくらい夏が暑くなった。当地でも全国最高の気温を記録することが多くなった。
どうせなら一番暑いということを逆手にとってアイスクリームの開発に力を入れてはどうだろうか。尤もあまり暑いと濃厚なアイスクリームよりかき氷系のが食べたくなるので台湾の屋台にある豪華版のかき氷のようなもののほうが美味しく感じられるかもしれない。
食べ物のことになると私の妄想はとどまることが無い。
よほど食べ物に執着が強いらしい。困ったことである…
※【レストランタケウチ】http://www3.ocn.ne.jp/~takechef/