還暦住職 全国1500カ寺を歩いて行脚
暫く前に京都の東寺から手紙が来た。差出人は東寺の長者様である。
(お寺のトップというのは管長、座主。門跡を始めいろんな呼称がある。東寺の場合は一番偉い方を「長者」(ちょうじゃ)と呼ぶ慣わしがある。)
東寺の或る僧侶が全国1500か寺を歩いて行脚(あんぎゃ)するので立ち寄った際には受け入れて頂きたいという内容であった。
本日の朝刊にそのニュースが載っていた。
全国を歩いて回るというので求道心に燃えた青年僧をイメージしていたら、なんと還暦である。
装束も墨染めの衣一式に金剛杖というお姿を勝手に想像していたら、かなり大きな手押し車のようなものに野宿用のテントなどを積んでおられる。
手押し車には「南無大師遍照金剛」と大書され、その車の上には大きな太陽電池のパネルが積まれている。用途は携帯電話の充電だそうである…ローテクとハイテク、信仰と科学のミックスぶりが斬新である。
【京都新聞関連ニュース】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000047-kyt-l26
東寺はこの山寺の本山であり、住職が修行した場所である。
手紙が届いたことを考えても立ち寄られる可能性大である。最初に京都市内を巡拝した後、日本海側へ向けて北上とあるので当山は正に北丹波にあるので、コースもドンピシャである。
一体どんな方なのか是非、お眼に掛かってお話を伺いたいものである。
兼務しているお寺に行くことも多いので、是非、お越しの前には携帯からお電話して頂けるとありがたいのだが…