平和仮面の恐怖 

 【のんびりしてられない日記】

 子供の頃、ドキドキしながら読んだ小説に江戸川乱歩の「黄金仮面」がある。
 乱歩の少年探偵団シリーズの中でも出色の作品だと思う。
 事件の数々と息もつかせぬ展開、そして黄金仮面の驚愕の正体…
 今でもポプラ社のカバー(少年がトランシーバーで連絡している絵だったと思う)を懐かしく思い出すことがある。


 ところで民主党国立国会図書館法を改正して「恒久平和局」なる組織を作るのだそうである。

 「恒久平和」という言葉は真に耳触りの良い言葉だが、何のことはない日本の戦争における加害行為を告発するための機関なのだそうである。
 「従軍慰安婦」「化学兵器」「強制連行」といった捏造が指摘されている事例について「事実だという前提で」研究宣伝を行うプロパガンダ機関を国会図書館に設置するということらしいのである。
 次期選挙で民主党が与党となることは間違いないが、この法案は民主党の負の側面といっていいだろう。

 この恒久平和局についてYahooの知恵袋に寄せられた一問一答が興味深かったので関心のある方は読んで頂きたいし、関心の無い方は関心を持って頂きたいと思っている。

 【恒久平和局について】http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1122911616

 「恒久平和局」によって日本の正当性を主張す根拠となる資料は抹殺され、ひたすら暗黒の歴史が作られていくとしたら…ちょっと怖いと思いませんか?


 平和を謳っている人には2種類ある。
 本当に平和を愛する人達と平和という仮面を被った人達である。

 後者の正体は果たして一体誰なのか…

 日本が安全保障の能力を高めることで利害を損なわれる国が世界には存在する。
 こうした国々にとって日本人が事実に基づかない贖罪意識に囚われ戦争に関わる一切を否定することで安全保障の力を失うことが好都合であることはいうまでもない。

 平和主義という言葉がそうした人達に悪用されつつあることは大いに危惧すべきではないかと思っている。

 「恒久平和局」或いは「国会図書館の改正」については今後大いに注視し、牽制する必要があると思われる。

 様々な盗みのうちで国を盗むことは最も罪が重いのである。

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