林間学校ぐったり日記
毎年7月に地元の仏教会主催の林間学校が開かれる。
今回は丹波笹山にあるユニトピアささやまで一泊することになった。子供50名、引率のお寺関係者も20名近い大規模なものである。
私はバスで子供達を引率して現地へ。
特別なイベントに出かける子供というのは概してテンションが高い。
大騒ぎする子供をなだめつつ、ようやく目的地に連れていくまでにかなりの労力を使い果たしてしまった。
ところが下車して点呼すると一名足りないではないか…顔面蒼白である。
バスに乗車する時には一名づつ確認しているから休憩したサービスエリアで載せ忘れたとしか考えられない…
しばらくして全員揃っていることが確認された。
最近の子供は読みにくい名前が多いが、私が名簿の名前を間違って読んだ為に子供が返事しなかったことが判明。この時点で既に寿命が100日くらい縮んだ気がした。
予報では雨のはずが、お寺の関係者が20人も集まった神通力か奇跡的にお天気は小康状態を保つ。
ユニトピアはパナソニックの社員用保養施設らしいが恐らく数100haはあると思われる広大な敷地にキャンプ場、フィールドアスレチック、プール、ゴルフ場などが点在している。
【ユニトピアささやま】http://www.unitopia-sasayama.com/
プール遊び、工作、宿題をやって夕食はお約束のカレーである。
夜になっても子供たちはひっきりなしにやってくる。ケンカした、お腹が痛い、オヤツを落とした、転んで服が汚れたなどなど…休む暇もない。
子供のハイテンション恐るべしである。午前4時まで騒いでいる子供までいるのである。朝方4時半にも悲鳴が聞こえたので飛び起きて見回りに行くが変わった様子はない。単に騒いでいただけなのか…
一夜明けて本日の午前中は恒例の座禅指導があった。
禅宗のお坊さん達が座禅の手ほどきをされるのである。子供達が神妙な顔つきで座っているのが微笑ましい。私も見よう見真似で座ろうとしたのだが、前日の疲れが出て途中で思い切り爆睡してしまい、お坊さんらしからぬ所業であると失笑を買ってしまった…
そういえば去年も座禅指導中に寝てしまった記憶がある…
子供達が例え僅かな時間でも座禅をしたり、自然に触れ合ったり、あるいはその中でお坊さんという未知の職業を知ってもらうのはとても良いことだと思う。
お盆前の忙しい時期を縫って準備を進める担当の御寺院の苦労は並大抵ではない。経費も毎回赤字であるが、とてもやりがいのある行事だと思っている。
日常を離れて、子供達と触れ合うという時間を過ごせることはとても貴重であるように思えるのだ。
もっともこの林間学校の疲れは半端ではない。今日は久々に疲れたので早目に寝ることにしよう。