<おっちょこちょい>と風水の話
お坊さんというのは落ち着いているというイメージがあるが、私は自分でもかなりおっちょこちょいな性格だと思うことがある。これは人にもよく言われるので間違いない。
数ヶ月前も新幹線で東京に行き、地元まで帰ってきて改札を出る時に切符を取り出そうとした…そこから先が問題である。ご存知のように新幹線の改札を出るとき、新幹線の乗車券は自動改札で回収される。にもかかわらず私は
新幹線の切符が無い!→無くした!
と思ったのである。それから私は延々と切符を探し始めたのある。もちろん出てくるはずは無い(笑)改札のすぐ手前で多分20分くらい探していたのではないだろうか。私が駅に降りたのは随分遅くて、駅員氏は私が改札を出ないのでいつまでも職務を終えられない…というような超迷惑そうな顔つきであった。
後で考えると本当に可笑しいというか、お恥ずかしいというか…その後どうなったかは想像にお任せします。
切符というのは薄いのでポケットに入れたり、カバンに入れたり、財布に入れたりいろいろだし、これまでも改札を出るときに延々切符を探すことがあった。というわけでパスケースを買って、そこに必ず切符を入れることにしたのである。そしてそのパスケースは必ずズボンのポケットに入れることにしたのである。パスケースには良く使うICカードも入れた。
私はあんまり持ち物やブランドにはこだわらないのだが、或るメーカー※のパスケースを買った。
葛飾北斎の浮世絵が染め抜いてあって、その染色の具合といい、皮の手触りといい、とても気に入ったパスケースなのである。
最近、やたらと<風水ネタ>の話を書いているが、ここから先もやはり風水関係のことになる。
風水というと住居やお墓などが問題にされることが多いが、持ち物にも風水的な力があるのではないかと思うのである。
分かりやすく言うと、自分が気に入っているとか、好ましいとか信頼できるものを持つことで気持ちが安定したり、前向きになるのではないかということである。或いは何かパワーを得られる感じがするものもあるかもしれない。
私にしては珍しくこのパスケースはかなり気にいっている。手にする度にとなんとも言えない、愛着や感じの良さを覚えるのである。
身の回りにそうしたものを置いたり、持ったりするというのはやはり風水的な観点から良い影響があるのではないだろうかと思う。
とても気に入っている服が合ってそれを着ると気合が入るというのも同じ意味あいがあるだろう。(「勝負服」というのがありますね。)
ところでこんな例はどうだろうか。
高級ブランドの製品をやたらと持っている人がいる。
ブランド製品を持つことで元気になるならやはりそれは風水的力を得ているといっていいかもしれない。
だが自然の美しさや美術の素晴らしさを理解できないのに単にブランドの持つネームヴァリューだけに満足して、やたらと元気いっぱいの人というのがバブルの頃に沢山居た。
そんな人達の生き方が望ましいとは到底思えないというのは容易に理解できるだろう。
持ち物による風水は間違いなく私たちに元気ややる気や自信を与えてくれるが、もうちょっと別の見方からその人の生き方を考えると、全てが肯定できるわけではないことになる。
もうひとつ付け加えると切符をパスケースに入れるというのは広い意味での<整理整頓>につながるということである。
掃除と整理整頓が風水的に大きな意味を持つことは何度も書いたが、やはりそのことに関係してくるのである。
こんなことを考え出すとキリがないが、ものごとを風水的に考えるというのはとても面白いことだと思う。
※【HIRAMEKI】http://www.e-hirameki.jp/fs/kawa/case/jpass-kk-2000
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