ワンコインで買える?最強の一冊 〜 「恐怖の誕生パーティ」〜
「何か面白い本無い?」
嫁ぎ先の農繁期が終わって暇が出来たらしい妹に尋ねられた。
こういう質問に対して用意できる究極の一冊はやはり…
- 作者: ウィリアム・カッツ,小菅正夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/08/25
- メディア: 文庫
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サイコサスペンスと言ってしまえばそれまでである…
タイトルがちょっとアクが強すぎると言ってしまえばそれまでである…
だが…
文句無しに面白い一冊であるっっ
原題は“SURPRISE PARTY”。
辞書には「(主賓に内緒で)計画されたびっくりパーティ)」「人をびっくりさせること」という説明がある。
マーティンとサマンサという仲の良い夫婦が居た。
妻のサマンサは夫マーティンの誕生日に夫の古い友人達を呼んで驚かそうと考えた。アメリカならよくある話である…
夫に内緒で夫の過去をたどり始めた妻はたちまち迷路に迷い込んでいく。なぜなら夫の過去がつじつまの合わない奇妙なものであったからだ。
夫は一体誰なのか?
一方、警察は一人の異常な殺人犯を追っていた。12月5日になると鳶色の髪の女性が殺されるという殺人事件が6年連続して起こっているのだ。そしてサマンサの髪は美しい鳶色なのである…
よく売れた本なのでブックオフに行けば100円のコーナーにあるかもしれない。私も100円で買いました。100円で買える最強の一冊である。
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