山下和美「不思議な少年」を読む
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【紅葉情報】お早めにお越しください。散り際です。平日だとゆっくり散策が楽しめます。
【名物“釜炊きぜんざい”】お釜で炊いた地元の小豆と炭火で焼いたお餅が美味しいです。
【観音寺の大根だき】21日(午後より)22日(全日)23日(全日)
【門前の野菜売り】今年から2名でがんばっておられます。
【金剛院ライトアップのお知らせ】本年度は終了致しました。ありがとうございました。
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【山寺の本棚】
相変わらず忙しい。昨日はインターチェンジからお寺まで渋滞していたというから大変な混雑である。尤もお寺の境内に入る人はごく僅かで、お寺の駐車場に車を止めて、境内の向かいの鹿原公園から紅葉を見物して帰るだけの人が多い。なんだか納得いきませんねえ(笑)
参拝の方とお話していて自分は紺の作務衣を着ているつもりだったのに、ハッと気がつくと紺のジャージのズボンを穿いているではないか…一体どこで間違えたのか。そんな失敗ばかりしている。
境内の写真もアップしたいのだが写真を撮る余裕がない…
母親は毎晩遅くまでおぜんざいを炊いている。
かまどで炊くので火加減が難しいようである。私も早く伝授してほしいのだがお互い忙しくてその暇がない。
明日は雨なのでお参りも少ない様子。時々雨が降るとホッとする。
全国的に今年はもみじの散るのが早いようである。12月に入っても紅葉の残ることもあるが今年は本当に早い。
団体旅行は日程の変更がきかないので雨が降ろうが、もみじが散っていようがお参りに来られる。雨の中、散り際のもみじを前にどう言い訳しようかと悩んでいる…
- 作者: 山下和美
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疲れた時は漫画に限ります。私に<回復の呪文>があるとすれば漫画を読むことかもしれない。
というわけで山下和美「不思議な少年」の2巻と3巻を読んだ。
山下和美は不思議な漫画家である。その作品にも不思議な魅力がある。
新刊の出るのが待ち遠しくて1分1秒でも早く読みたい漫画家もあるが、山下和美の作品はそこに存在していることが安心感につながるような漫画家である。「天才柳沢教授の生活」もまだ全部読んでいないが、頑張って集めようという気が起こらない。
アマゾンのレビューの中に「不思議の少年」と手塚治虫の「火の鳥」を比較されている方がおられたが、鋭いと思った。
作品世界を俯瞰し、時に登場人物に干渉し、あるいは怜悧に見下ろす<少年>はまさに<火の鳥>である。多分、山下和美氏自身も意識しておられるのだろう。(手塚治虫の作品にも「ふしぎな少年」というのがある)
特に2巻の「ソクラテス」という短編に心を動かされた。
哲学者ソクラテスと少年が時空を越えてたどり着いた結論は…
知的で、壮大で、それでいてきちんと感情移入できて、山下和美の描くソクラテスがなんともいとおしく感じられるのである。本当に完成度の高い漫画である。
「ソクラテス」は久しぶりのヒットである。
漫画がある限りまだまだ忙しさを乗り切れそうである。
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【告知】「かずぼう窯」作陶展開催のお知らせ
所:まいづる知恵蔵にて(舞鶴市役所隣 0773−66−1035)
時:11月27日(10〜20時)28日(9〜20時)29日(9〜19時)
多芸多才な舞鶴の風流人“かずぼう”さんとその高弟Hさんの陶芸作品の数々が一堂に会します。普段使いの食器からアートを感じさせる作品まで多彩に展示されます。
「創作古裂ぐみ」の素敵でホッとする古布アートの数々も同時に展示されます。
関心のある方は是非足をお運びください。合掌