山寺の晩御飯

【お坊様のレストラン】

お参りの途中で畑仕事に向かう檀家さんに出会ったら、大きな大根、丸大根(←カブみたいなやつ)、菜の花を頂いた。こういう頂きものが山寺の醍醐味かもしれない。


夕飯には母親が丸大根を煮てくれたので柚子味噌をかけて頂いた。
丸大根は普通の大根より早く煮えるのだそうである。あまりクセがなく、淡味のところに濃厚な柚子味噌の味がとてもいい感じである。



あまり他の地域で見かけないのがワカメの新芽を乾燥させたもの。

調理は簡単である。フライパンを熱して、その上でワカメをあぶると褐色に近い緑がだんだん鮮やかな緑色になってくる。焦げない程度で火を止める。

そのまま食べても良いが細かくもんでご飯の上にふりかけるのが定番である。味は薄い塩気のみだが、海草のもつミネラルの味なのだろう、穏やかだが、複雑な味がする。
市販のふりかけとは次元の違う味である。もっともこのわかめの新芽はとても柔らかいので味噌汁に入れると溶けてしまう。



もう一品は菜の花の葉のおひたし。

ビタクラフトの鍋で菜の花を蒸し焼きにしたものにポン酢を少々かけて頂いた。
独特の癖があるが、なんだか身体がシャキッとするような味である。
早春の山菜のような風味があった。



11月はとにかく忙しくて、ご飯を味わって食べた気がしなかった。
ようやく山寺らしいゆっくりした時間の流れを感じられるようになった。


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