太極拳、復活す?
久しぶりに数日、山寺を留守にした。
帰ってみると境内のもみじの新緑がとても鮮やかになっていた。もみじの葉は濃い緑になる前に薄い黄緑がかった葉の色になる。それがとても美しい。
もっとも相変わらずカメムシが多くて閉口する。良いことばかりではない…
市内にある立派な禅寺の後継者の方が今春から地元に帰ってこられることになった。先日そのお披露目の会が市内のホテルで行われることになり私も招いて頂いた。
なぜか私が余興の担当者に一人選ばれてしまった…こういう場合、若手というのは断れないので少々辛いです(笑)
私以外の方の出し物を伺うと雅楽の演奏とか、民謡とか、バンド演奏とか本格的なものばかりである。
私は楽器も歌も下手なので、昔習っていた太極拳の演舞を行ってお茶を濁すことにした。音楽系が多いので色物作戦である。
武道では「演武」というが中国武術では「表演」と呼ぶことが多い。「表演」と言っても通じないと思ったので先方のご住職に「演武させて頂きます」とだけお伝えした。
当日、ホテルの宴席担当の方のところに打ち合わせに行った。担当者の手元にあるプログラムを見ると、私の出番にところに
『気孔演舞』
と書いてあるではないか!先方のご住職には私が気功を習っていると話しをしていたのでその方は私が気功の演武をすると思われたらしい。だが
「気功」も「演武」も両方字が違ってます…
Palace Memories?「故宮」 ― オリジナル・サウンドトラック 1
- アーティスト: S.E.N.S.
- 出版社/メーカー: ファンハウス
- 発売日: 1996/07/24
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
もう5年以上太極拳などやっていなかったので久しぶりにやったらスゴイ筋肉痛になった。身体が鈍っていると久々に実感したのでまた太極拳を再開しようかなと思っている。怪我の功名というべきか。
私が山寺を留守にしている間に禅寺のご住職がわざわざお礼のご挨拶に来て下さった。
年少の私に礼を尽くして頂き大変恐縮した。頂いた御品の包みを開くと立派な漆器が出てきた。
私には恥の上塗りという気がしてちょっと恥ずかしかった…