忙中閑ありや


昨日は夕方になって冷たい風が吹き始め、空が不思議な色に染まった。
雷鳴と稲光があったが、深夜になってわずかに降ったのみ。綾部などではかなり降ったようだが。傘マークが恋しい…

庭園の百日紅が一本だけ満開である。
今年は百日紅の開花が少し遅い気がする。酷暑のせいだろうか。



まだまだ棚経の前哨戦である。
一日数軒ほど檀家さんや信者さんのお宅で読経する。
まだ時間に余裕があるので、普段、あまりお会いすることのない檀家さんに近況を伺ったり、世間話などする。なかなか楽しい時間である。



農家に棚経に行くと野菜などを頂くことがある。
新鮮な野菜や果物を頂くのは誠にありがたいが、棚経中に大きなカボチャとかスイカとかを頂くと文字通り重荷である…車を置いた場所から遠いお宅で大きなスイカをもらいかなり往生したことがある。
街中のお寺だと、ケーキ屋さんに棚経に行ったらホールのケーキを貰ったという話を聞いたことがある。炎天下に何十軒も檀家さんの家を回るのに生ケーキをもたされたらかなりキツイではないか。炎天下の車の中にケーキを置いておくわけにもいかなし、ましてや持って歩くわけにもいかない…



暑さと忙しさで少しぼんやりしてしまうことがある。

午後の棚経から帰った後、車で霊園の掃除に行ったのだが、掃除が終わった後、車を置いて歩いて帰ってきてしまった。



「忙」という字は<心を亡くす>と言われるが、まさにそんな感じがする。
もっともブログの更新ができるくらいだからまだ少し余裕があるのだろう。

ブログランキ

ング・にほんブログ村へ
にほんブログ村←丹後の山寺に住む副住職に応援のクリックをポチッとおねがいします(^人^)1クリックで1000番くらい全体の順位が変わりますので貴重な1票を宜しくお願いいたします!このブログの大半は個人的などーでもいい喜怒哀楽と雑事ですが、できればこのブログを通じて仏教やお寺というものに理解を深めて頂けたら…と思っております。ランキングの順位が上がるほどいろんな方に見ていただくチャンスが増えますので、ご協力頂ければ幸いに思います。合掌