花粉症の原因は警察官の微罪逮捕  里山の手入れ

周囲の杉が遠目に色づいているように見えたので近寄ってみると花粉を蓄えていた。
今年の花粉は例年の10倍との説も。花粉症の方はなかなか大変であろう。


ルリボシカミキリの青

ルリボシカミキリの青

昨日、本山で講義をして頂いた福岡伸一氏によれば、花粉症のひとつの原因と考えられている興味深い説があるそうである。

現代人が非常に衛生的な環境にあるために、免疫系が閑を持てまして?花粉を異物として攻撃しているのだという(先生の言葉を正確に再現できているが自信は無いがおよそこんな内容のお話だった)

仕事の無い警察官がやることが無いものだから片っ端から職務質問したり、微罪でも逮捕したりとかメチャクチャ厳格なことをやっているみたいな感じだろうか。

花粉症に限らず、日本人全体に蔓延している拒絶感、神経質さなどのメンタリティは
アトピーや花粉症に関係があるという指摘を聞いたことがあるが、私はこの説にも一理あるように感じていて、このことも少し気になっている。




本日の最高気温は17度。
雪がようやく溶け、ようやく普通に活動できるようになった


午後は外で作務。
境内のあちこちに雪折れで落下している大型の枝があるので、鋸でばらしてトラックに積みやすくした。

その後は庫裏の裏手の山に登って伸びすぎた雑木を切り倒した。

森づくりテキストブック―市民による里山林・人工林管理マニュアル

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今年は境内周辺の山を手入れしたいと思っている。

アマゾンで里山を手入れの仕方を書いた本を探したら、いろいろ見つかった。アマゾンは手軽に本は買えて便利だが、中身をチェックできないことが殆ど。
とりあえずレビューを参考に一冊購入。
分かりやすく書かれていて良い本だと思った。
先日は京都のジュンク堂里山関係の本を探したが、なかなかいい本には出会えなかった。


裏手の山を見ていると改めて愕然。
大半が樹高の高い常緑樹なのである。しかも密生していて中に入ると薄暗い。
理由は良く分からないが落葉樹が圧倒的に少ない。

本の中に薪や炭を取るために利用されていたころの武蔵野の雑木林の写真が載っているが、細い低木が多く、何より陽光がたっぷり入って明るい。

山寺の周囲の山々と全く景色が違うのである。
一見すると緑一色で奇麗だが、中に入れば薄暗く、植生に乏しい。

とにかく最初は伸び放題の雑木を切り倒すのが主な仕事だろう。
この時期は蚊も蜂も居ないので仕事がやりやすい。
今年は200本ほど雑木を切ることを目標にすることにした。

もっとも周囲の山はかなりの斜面で何かにつかまっていないと立てないくらいである。足場が悪いのでチェンソーを使うのはかなり危険。一本づつ鋸で切り倒して山裾に落とし、チェンソーで薪にする予定。


高い樹を切り倒すと、視界が開け、サッと陽が射しこんでくる。
その感じが心地良い。結構病みつきになりそうである。


5時半くらいになると妻が夕飯をつくる揚げ物の匂いがただよってきた。
こんなところまで台所の匂いが届いているのかとちょっと驚いた。

私が作業している場所から20メートルほど奥で生き物が動く気配がした。
人間でも感じるのだからきっと動物にとってはものすごく美味しそうな香りが立ち込めていたにちがいない。今年は動物が激増し、山の生き物は食糧難のようである。
ちょっと申し訳ない気がした


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[決定版]生きがいの創造

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