体操の極意 健康の極意
- 作者: 生島裕
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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昨日買った「武術体操」をパラ読み。
著者は空手、中国武術の編集者を経て各種の武術を研鑽されている。
武術の基本トレーニングによって健康と精神の修養を目指す内容である。
玄米食なども推奨されていて、総合的に心身を改善するのが目的。
ただイラストがやや分かりにくいのが少し残念。
特に有益だと感じたのは四股、立禅、ナンバ歩きの3つ。
特に四股が腰痛の予防や解消に有効であるという指摘と、ステロイドに関する指摘は興味深い。
四股は相撲のトレーニングだが、ゆっくりやると太極拳的な身体の使い方に通じる。
非常に有効なトレーニングだと思う。
震災で被災されたが運動不足でエコノミークラス症候群を発症する危険が指摘されているが、四股は狭いスペースで体力に応じて行うことができる点でも優れていると思う。
ステロイドはアトピー、喘息、膠原病、リウマチ、脳腫瘍、白血病などに処方される。
迅速で強力な効果が得られる半面、激しい副作用も問題とされている。
ステロイドは副腎皮質ホルモンと同様の働きを持つように人工的に合成したものである。
ステロイドの強力な効果と副作用は体内で分泌されるホルモンの重要性を改めて感じさせられる。
内分泌系、自律神経系、免疫系の3つが心身の健康には大切だが、特にホルモンがきちんと分泌されることはとても大切ではないかと感じている。鬱などもホルモンの分泌が悪いことと大いに関係しているように思う。
東洋医学では人間の根本的生命は<腎>に宿るとされる。これは非常に面白い考え方である。
<腎>は臓器としての腎臓だけではなく、副腎の作用も含んでいるのではないかと思う。
ホルモンの分泌を良くするためにも、身体をしっかり動かすことは必要である。
その為にも本書は多いに参考になると思う。
【告知】
飯田史彦先生が被災されたとの情報があり現在確認中です。
「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。
期日は10月23日(日)。主催は舞鶴東仏教会です。詳細が決まりましたら、当ブログにて告知を行います。
- 作者: 飯田史彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/09/20
- メディア: 単行本
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【告知】
当山所蔵の快慶作“深沙大将立像”は7月16日から28日まで奈良の国立博物館に出展されます。その前後は不在となりますので、当山の仏像を拝観希望される方は御留意下さいませ。
『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2011toku/tenjiku/tenjiku_index.html
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