舞鶴に堀北真希が来た理由 舞鶴に軍港が出来た理由 日本版海兵隊

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舞鶴市の広報紙によれば市内で映画「ALWAYS三丁目の夕日」の第3作「ALWAYS 三丁目の夕日‘64」のロケが行われたとのこと。

私は特に第1作の堀北真希演じる六子がとても印象に残っているが、堀北真希さんも参加されて大浦の成生(なりゅう)地区でロケされたとのこと。
堀北さんは頑張って頂きたい女優さんであるし、映画もとても楽しみである。


米軍が見た自衛隊の実力

米軍が見た自衛隊の実力

一昨日、ブックオフで買った「米軍が見た自衛隊」をパラ読み。

著者は米国海軍テクニカルアドバイザー。
どのような職業か詳細は不明だがアメリカ海軍から見た自衛隊という視点が興味深い。

舞鶴が軍港に選ばれた理由について少し述べられていた。

1886年、日本では沿海域、沿岸部を5つの海軍区に分割し、横須賀、佐世保、呉、舞鶴、それぞれの海軍区に司令部である鎮守府と軍港を設置することになった。(但し、横須賀鎮守府1984年に既に設置されていた)室蘭には鎮守府は置かれず、大湊に要港部(小規模軍港)が置かれた。

明治期の軍艦は石炭を焚いて航行したため、できるだけ沖合の敵から煙を発見されにくいように山に囲まれた入江が良港とされた。また敵上陸部隊が軍港の背後から攻撃を仕掛けてくることに対する警戒から陸上部隊の移動しにくい険しい山地で囲まれた、交通の不便な場所が選ばれたとのこと。

確かに舞鶴の地形はこうした条件にぴったり合致しているが、現代の軍港としては補給その他で大きな障害があることになる。舞鶴のひとつのイメージは日露戦争の出撃基地としてであるが、そんなこともいろんな観点から掘り下げてみると面白いと感じた。



著者は日本の自衛隊には海上から上陸する能力が著しく脆弱だと指摘している。


日本は島国であるのにアメリカの海兵隊のような水陸両用戦を行う能力が低いというのはどういうことだろうか。

陸上自衛隊旧ソ連を仮想敵国として、北海道の原野で戦車戦を行うことを主眼としている為であるというのが著者の説明である。

一方、現在は竹島、南西諸島など他国と紛争は海上島嶼地域が関わっていることが多い。そういった状況を踏まえると、海上から上陸するという能力がいかに重要かは軍事の素人の我々でも容易に理解できる。

著者は陸上自衛隊を陸軍ではなく海兵隊にするべきだとまで主張しているが、いかがなものだろうか。

著者は広域災害が発生した場合についても言及している。


とりわけ地震や台風などの自然災害頻発国の日本にとっては、水陸両用戦能力が必要とされる理由がもうひとつある。それは海島国で奥ゆきが極めて狭い日本では、大規模自然災害が発生した場合、救援活動のために海からアクセスすることも必要になるからだ。
海上自衛隊水陸両用戦隊を被災地沖合に急行させ、水陸両用戦能力を持った陸上自衛隊を被災地送り込むことは非常に有効である。とくに自然災害の時は、被災地周辺の港湾施設や空港は使用できなくなり、交通網も遮断され、陸からのアクセスが困難になることもあるだろう。その場合でも、自衛隊が沖合の艦艇を拠点にして、ヘリコプターや上陸用舟艇、水陸両用車を使って救援活動を行えるのだ。
 実際に、インドネシア沖大津波をはじめ、東南アジアや南アジア地域で、毎年何回も発生する大規模自然災害の国際救援活動には、強襲揚陸艦に乗り込んだ米海兵隊遠征部隊が派遣され、大きな成果を上げている。水陸両用戦能力は、日本国内の災害救助だけでなく、国際協力活動にとっても極めて有用なのだ  p146


本書は東関東大震災以前に上梓されたが、傾聴に値する指摘であろう。

それにしても今回の大震災でも自衛隊の働きは目覚ましい。
また米国による史上最大規模の支援も有難い限りである。

自衛隊の活動によって実に2万余りの被災者が救助されている。そして…

阪神淡路大震災の時、政府や自治体の首長達が既に出動態勢にあった自衛隊を3日遅らせ、米国の支援もかたくなに拒んだことを忘れてはならない。

今回の自衛隊の活動から類推すると、もっと早く自衛隊に救援活動を要請していれば膨大な人命が失われずにすんだということである。自然災害には人災というもうひとつの災いが含まれていることを努々忘れてはならない。

       【告知】
飯田史彦先生が被災されたとの情報があり現在確認中です。

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。
期日は10月23日(日)。主催は舞鶴東仏教会です。詳細が決まりましたら、当ブログにて告知を行います。

[決定版]生きがいの創造

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         【告知】

当山所蔵の快慶作“深沙大将立像”は7月16日から28日まで奈良の国立博物館に出展されます。その前後は不在となりますので、当山の仏像を拝観希望される方は御留意下さいませ。
『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2011toku/tenjiku/tenjiku_index.html




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