南無運慶仏 一瞬で治った話
少し前に週刊ポストから運慶と快慶の特集を組むので当山の深沙大将立像の写真を掲載したいという依頼があった。
送られてきた見本誌を見ると残念ながら写真の出来はもうひとつ。
だが次のページに載っていた運慶作の大日如来座像(円成寺)は身震いするほど素晴らしかった。
全体像ではなくバストショトだが、優美にして端麗な上肢の伸びやかさ、半眼に開いた眼、全体を覆う崇高な雰囲気。
これが運慶20代の作品なのだというから信じがたい。
南無運慶仏。合掌
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GW中に少し面白い経験をした。
前後の事情はややこしいので省略するが、ある武道場を見学に行ったのである。
ところが突然、
「スパーリングして貰います」
と言われてしまったのである。
実は先方は冗談で言ったのだが、相手が思い切り真顔だったのでこちらは本気にとってしまったのである。
逃げ出すのもカッコ悪いし、とりあえず戦うことにした。
冗談とも知らずに…
一点だけ不安なことがあった。
6カ月以上も左顎に痛みがあって口も開けにくいし、物を噛むのにも違和感があったのである。
この顎を殴られるのだけはマズイ。
とりあえずダメージを受けないように…と痛み強く噛みしめた。
すると…
数分後に、6カ月以上続いた痛みが奇麗サッパリ無くなっていたのである。
これにはちょっと驚いた。
いきなり戦うという非常事態に身体がびっくりして、思いがけない回復力を発揮した…そんなところだろうか。
野生生物にとって、怪我が治らないことは即、死ぬことを意味する。
怪我によって餌が手に入らない、或いは敵から逃げることができないことは死に直結するのである。ケガを早く治せることは生き残る必須の条件のはずである。
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一方、最近よく言われることは副交感神経が働くと免疫力が増し、健康になるということである。
早い話、リラックスするとケガや病気が治るということである。
必死の憶いが治癒力を呼び覚ますこともあるし、リラックスすることで健康になることもある。人間の身体とは面白いものである。
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飯田史彦先生が被災されたとの情報があり現在確認中です。
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【告知】
当山所蔵の快慶作“深沙大将立像”は7月16日から28日まで奈良の国立博物館に出展されます。その前後は不在となりますので、当山の仏像を拝観希望される方は御留意下さいませ。
『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2011toku/tenjiku/tenjiku_index.html