多忙な一日 幻の仙人島
用事というのは重なるものである。
昨日は殆ど何も無い平穏な1日だったが、今日は朝から
檀家さんのお墓の開眼供養
→地元小学校の見学
→飯田史彦先生の講演会の相談
→林間学校の下見会。
と用事が重なった。
10時に地元の志楽小学校の3年生が見学に来られたので宝物殿を案内。
「深沙大将の手に何が握られていたでしょう?」とかクイズっぽく味付けして仏像の説明したら結構真剣に聴いてくれたので嬉しかった。
仏様には少し申し訳なかったが…
午後からは林間学校の下見会。
今年の仏教会主催の林間学校は大浦地区で行われる。
兼務寺院である多禰寺のすぐそばなので気持ちはかなり楽。
宿泊する大浦ハイランド、ふるるファーム、森林公園などなどを和尚さん達と下見。
ところが…ふと気がつくとすごく疲れている。
どうやら小学校の見学会の影響らしい
以前から感じていたのだが、大勢の子供達に接するとものすごくぐったりと消耗するのである。
これが檀家さんとか一般の団体参拝ならそれほどでもないのだが。
理由はよく分からない。
身体の<気>が吸い取られるような感覚なのである。
普通なら子供に接して元気を貰うはずなのだが、何故か子供と接するととても疲れるという不思議な現象である。
私は子供は大好きだし、子供達に来て貰うのは大歓迎なのだが、このぐったり感はいつも不思議である。
当然のことながら毎年林間学校に行くたびにものすごく疲れる…
大浦ハイランドの駐車場から湾内の小島が見える。冠島(雄島)と沓島(雌島)がよく見えた。
そばには説明板があって、興味深いことがいろいろ書いてある。
これがまた不思議な話なのである。
古代には舞鶴湾に汎海郷という大きな島があり、地震により忽然と海中に没したという伝説があるのである。
沈んだ山の頂きが冠島と沓島として残ったともいわれる。
冠島には老人嶋神社(おいとしまじんじゃ)があり近隣の崇敬を集めている。
私は<老人>というのは不老不死の仙人ではないかと思っている。
仙人になるひとつの方法は自分の身のまわりのものを遺して忽然と消える尸解仙(しかいせん)である。
神仙の代表ともいえる黄帝は剣と沓をのこして登仙(=仙人として永遠の生命を得ること)したとされる。
もし汎海郷の伝説が本当なら、忽然と二島を遺して消えたことを、この尸解仙になぞらえたのではないだろふうか。
仙人が冠と沓を遺して尸解仙するように沈んだ汎海郷が冠島と沓島に託した…
ちょっと無理がありますかね(笑)
いつもの妄想妄談でもうしわけない。
もう少しいろいろ書きたいのだが、いよいよ疲労してきましたので続きは明日にでも…
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