漫画漫談 伊藤武とインドの醍醐味
新しいガンダムシリーズがいよいよ始まるとの嬉しいニュースを教えて頂いた。
6月13日に正式発表があるらしい。
【関連記事】http://www.gundam.info/topic/5700
ただ…ファーストガンダム派としては「ガンダムじゃないガンダム」が登場しないことを切に願う。切に…
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/06/04
- メディア: 単行本
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気が着くと最近、全然マンガを読んでない。
もっとも先日、地元の中古書店「復活書房」で小林よしのり「天皇論」を100円で売っていたので思わず購入。
政教分離に関する記述などはかなり面白く読めた。
- 作者: 板垣恵介,夢枕獏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: コミック
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楽しみにしていた「餓狼伝」も完全に長期休載モードへ。
悲しいねえ…
FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(6) (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 太田垣康男,C.H.LINE
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: コミック
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唯一新刊を焦がれているのは、太田垣さんのフロントミッションシリーズの第7巻だけ。
- 作者: どおくまん
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 1994/10
- メディア: コミック
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最近、卒業生の方と御話していたら「嗚呼、花の応援団」のモデルは花園大学の応援団らしいとのこと。
花大のtwitterを見たら、登場人物の所作が花大の応援団にそっくり…と書いてあった。
「花の…」というのは花園大学を意味する掛け言葉だったか…
- 作者: 飯田史彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
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地元仏教会で元福島大学教授の飯田史彦先生の講演会を企画中。
今回の震災で先生の御自宅も大きな被害に見舞われ、開催が危ぶまれていたが、先生と連絡が取れるようになり講演の件を改めて快諾して頂いたので、いよいよ広報の段階に。
昨日は役員の方と夜遅くまで会議があってブログの更新も御休みさせて頂いた次第。
- 作者: 伊藤武
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/09
- メディア: 単行本
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一昨日の伊東武さんの本の続きを少々。
古代に様々な乳製品が伝来していたことは知られているが、その中でも最高のものは「醍醐」(サルピス)である。
原料となる牛乳を何段階にも精製してできた貴重なものである。(清涼飲料のカルピスは「サルピス」と「カルシウム」から作られた言葉である)
辞書にはこの醍醐について
「乳を精製して得られる最も美味なるもの。仏教の最高原理に例えられる」
と書かれている。
仏法を賛美する比喩として最高の至味が取り上げられた…というわけではないらしい。
というのは伊東氏の「身体にやさしいインド」を読んでいると、醍醐の精製法について記述があり、この醍醐が「半永久的に腐らない油」であると書かかれてあって眼から鱗である。
生身の人間を不死(涅槃)に導くということから、醍醐を仏教に結びつけたらしい。
そもそもインドでは牛は聖なる動物である。その体液から作った最高の物質が醍醐。
醍醐の中には聖獣としての牛の属性も関係しているのだろうか。
釈尊は苦行を経て、悟りを開く禅定に入られる前にスジャータという村娘の捧げた乳粥を食べられる。
これは米を牛乳で煮て蜜やスパイスで味付けしたものであるらしい。
釈迦族は米を常食していたらしい。(ちなみにアーリア人は麦食。)
米はお釈迦様のソウルフードということになる。
牛が聖獣であり、乳製品にも宗教的な意味付けが在るとすると悟りを開く前に乳粥(乳+米)を食べられたことにも何か深い意味が込められているのかもしれない。考えすぎか…
伊東氏はインド武術の修行もされている。
氏によれば武道の修行者は禁欲を課せられる。
その理由はエネルギーを消耗しないためであるという。
禁欲(=セックスしない)ということは離欲であり、執着を断じるというだけではないらしい。
インドの伝統的な考えとして体内のエナルギーの基本にあるのは生物的、動物的な性的エネルギーであり、それを精製してより精妙にしていくというのが基本である。
(このことは牛乳が何段階も経て醍醐となることと関係あるかもしれない…)
精錬する材料としてのエネルギーを減殺しないために禁欲するという発想があるらしいのである。
ヨーガでは体内にチャクラと呼ばれる主要なエネルギーのセンターが7つある。
体幹に垂直に7つのセンターが並んでいて下位から上位にむけてエネルギーを上昇させることと、より高次のエネルギーを発現させることが課題となる。
私も時々これに類することを少しトレーニングしていたのだが、伊東氏の著書を読んでいて、ふとインド人にとっての根源的エネルギーというのは、日本人の感覚からするともっと混沌としていて、もっと豊穣で、もっとダイナミックなものかもしれない…と思い始めた。
自分のエネルギーを観想する時にそうしたイメージ加えてみたらこれまでと随分違った感覚があったので興味深かった。
- 作者: 松長有慶
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真言宗の根本経典である「理趣経」には人間の<性>に関する記述が散見されるが、どうもこのことはインド的なエネルギー観と無縁ではありえないように思うのだ。
ここらへんはまだ結論がでないが、よくわからないことを頭のなかで混沌とさせるのはなかなか愉しい作業である。精製されて醍醐のような素晴らしいものができれば何よりである。
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