どうでもいいカエル寺計画について
数日前に兼務寺院の多禰寺に出かけた。
朝10時に境内に建てるお墓のことで石材屋さんと相談することあったのだ。
業者さんは大抵時間前に到着するので遅れないようにと車で向かっていると、後ろから走ってきた白い軽自動車がやたらとアオッてくる。
以前、伊勢神宮に行った帰り、高速で危ない系の車のパッシングを無視して走っていたら、かなり危ない眼にあったことを思い出した。
ちょっと不安になったが、地元の車なら大丈夫だろうと考えて、知らん顔で走っていたら、案の定、いつの間にか軽自動車はいなくなった。
10時ちょうどに多禰寺に着いたら、すぐ後から件(くだん)の白い軽自動車が境内に入ってきた…
“仕返し”に来たのかとおもったら、乗っていたのは待ち合わせていた石材屋さんだった…
待ち合わせ時間に遅れそうになって、前の車をアオっていたら、私の車だと気が着いた…人の良い石材屋さんはしきりに恐縮していたので可笑しかった。
多禰寺には小さな池が4つある。
昔はこの池に沢山のカエルやタニシが繁殖していたのだが、今はイモリばかりになってしまった。
イモリは雑食性なので、カエルの卵を片っ端から食べてしまう。
モリアオガエルの卵は水面の上にある木の枝などに産みつけられるが、卵から孵化した幼生が池に落ちると下でイモリが待ち構えていて食べつくされてしまう。
飽食して妊婦のようなお腹をしたイモリまでいる。ちょっと悔しい…
というわけでイモリを境内のはずれにある小川に放逐して、池のカエル増やしたいと考えているのだ。
理由はよくわからないが私はカエルが大好きなのである。
鳴き声も、外見も、生態も全部私のツボなのである。
頭のあまり良くなさそうなところも親近感を感じる。
池の底に落葉が溜まって黒く変色している。
イモリは黒色なので、それが保護色となってなかなか捕まえられないので、まずは落葉を取り除くことから始めることにした、ルーズな私としてはかなり念の入った作業である。
ビーチサンダルを履いて池に入ると、底に溜まった泥にズブズブと脚が沈んでいった。
子供の頃、この季節に池に入ってタニシやカエルを採った記憶が甦ってきた。とても懐かしい感情がわいた。
これから暫くは池の掃除とイモリの駆除が続きそうである。
九州に如意輪寺という御室派のお寺があり、そこの子息は本山の同期生である。
如意輪寺は境内も庫裏も無数のカエルの置物やオブジェで埋め尽くされていて、「カエル寺」というのが通称である。
私もそれにあやかってカエルで参拝者を増やそう…などとは毛頭考えていない。
全く個人的な趣味でカエルを増やしたいのだ。
尤も最近は雑用が多くて、カエルを増やすなどという一番どうでもいいことに費やす時間がなかなか作れないのが悩みの種であるが。
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