最高!任侠オペラ斉藤晴彦   <本質的癒し>を求めて



Youtubeタモリの「今夜は最高!」の傑作集が沢山アップされていた。

斉藤晴彦らと一緒に任侠映画のパロディをオペラ風に演じているのだがとても楽しい。

知的で音楽的な笑いというのは殆ど無いがこういうのはいいですねえ。
このコントはアンコール特集で第2位だったのだが、第1位が何だったのか。
とても気になっている…




家族で沖縄に行った時、いくつか大きな問題が頭にあって、この問題が解決してから沖縄に来れたらどんなに良かっただろう…と考えていた。気分はかなり鬱々としていた。


二日目に海岸にでかけて砂浜に座っていた。
妻と娘は砂浜で貝を拾っていた。






沖縄の海岸ではごく普通のことだが、砂浜には無数のサンゴの破片が見られる。


沖縄に来るまで、サンゴというのは宝石のように貴重なものだと思っていた。
だから、こうしてサンゴで埋め尽くされた砂浜を見ていると何か不思議な気がするのである。


暫くしてこのサンゴがかっては生きていたということが頭に浮かんだ。
手元の砂をすくい上げると砂粒に交じって、数え切れないほどのサンゴと貝殻の破片が見て取れた。


莫大な量のサンゴと貝、それらが全て生きていた…ということを頭の中で反芻していると、無数の生き物が死んでいったという、哀しい感じではなく、何かとてつもない豊かさや生命感のようなものが心の中にふつふつとわきがってきて、心に引っかかっていた暗さが洗い流されるように消えていった。


これはとても有難い感覚だった。

このことを今になって時々思い出す。




相変わらず「癒し」という言葉が頻繁に使われている。

最近は温泉に入って疲れが取れることも「癒し」と呼んでいる。
確かに「疲れがとれる」より「癒される」のほうが響きがいい。


そして癒されるというのは心と身体が共に変わることだというのは何となく理解できる。
だから温泉が癒しと結びつくのも不思議ではない。


身体はクタクタだが癒されるというのは考えにくい。


もっとも疲れに埋没していたのが何かのきっかけでふと自分を取り戻すということはあるかもしれない。
自分を取り戻すことで疲れが取れるということはあるだろうが。


もっと本質的なところで心を身体が癒されることを<本質的な癒し>と呼ぶとすると、仏教は<本質的癒し>になるかということを良く考える。


ここ数年、お寺を護持するために観光に意識を向けてきたが、観光型寺院として成功することはどうも<本質的癒し>から遠ざかる危険性があるような気がしてきた。


観光として成立しつつ、尚且つ、<本質的癒し>を得るというのは相当至難ではないだろうか。


京都の有名寺院に行くと大勢の観光客がいるが、喧騒の中で、或いは観光独特のテンションの中に巻き込まれて、<本質的な癒し>を得るというのはやっぱり難しい気がする。


お寺がゆっくり、じっくり相手と関わろうとすると、それは観光という枠には到底収まらないだろう。

お寺を護持しつつ、<本質的癒し>を与えられるようなお寺になれないか…と時々考える。
いつかそんなお寺にできたらいいと思っているのだが…




沖縄は素晴しい。何度でも訪れたい場所である。

車で沖縄の道路を走っていると観光商業施設が無数にできている。

観光が沖縄を大きく支えていることは間違いないが、そういったものに覆われてしまうことは沖縄にとって不幸とも紙一重ではないかと少し心配な気もしている。




ブログランキ

ング・にほんブログ村へ
にほんブログ村←いつもご訪問ありがとうございます!
丹後の山寺の住職に応援のクリックをポチッとおねがいします(^人^)



       【告知】

[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ



※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていますが、こちらのお渡ししたデータの間違いで、正確な講演開始時間は上記のとおりです。飯田史彦先生並びに関係各位にお詫びして訂正させて頂きます。

演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html


【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/