関東平野の真ん中から… お寺の大掃除
車で田舎道を走っていると時々、蛇が道路を横切る。
稀に車に轢かれた蛇の姿も見かけるが、今年は蛇を見かける回数が例年になくとても多いように感じる。ちょっと不思議な現象である。
今年は蛇の多い年かもしれない。皆様の周りではどうでしょうか?
茨城の農家の方から段ボール箱一杯の野菜が送られてきた。
レタス、みょうが、ぶどう…
特にレタスは新鮮そのもので瑞々しい。
去年に引き続き2回目である。
知人の御実家がかなり大きな規模で農業を営んで居られるのである。
そういえば昨年は送って頂いた新鮮なレタスと卵でチャーハンを作ってブログに載せた記憶がある。
早速、先方にお電話すると奥様らしい方が電話口に出られたので御礼を述べた。
山寺でも老僧夫婦が少しばかりの畑を耕しているというと、打ち解けて頂いて、いろんな御話をすることができた。
当地ではイノシシ、鹿、猿などの獣害が大変だと言うと、先方では獣害に逢うことはないとのこと。「関東平野の真ん中ですから」と仰った。
関東平野の真ん中…
全然イメージがわかないが、獣害が殆ど無いというのは羨ましい。
先方も獣害に逢うというのが全然、想像できないらしかった。
日本も狭いようで広い。全く違う生活環境で暮らしている人々が大勢いるのである。
獣害に悩まされずにのびのび農業ができる…と聞いたら当地の檀家さんはみんな信じられないかもしれない。それほど昨今の獣害はひどいものである。
本日は夜7時まで兼務寺院で来月の法要の準備。
最近は法務の無い限り毎日のように兼務寺院の多禰寺に日参して
いる。
大半は本堂の片づけと掃除なのだが広くて古い本堂の掃除はいくらやっても終わりそうにない。
位牌壇の内側を整理していたら文久6年に本堂を再建した時の経緯を書きつけた木札がでてきた。法要に出仕した寺院の席次まで書いてあって大変に興味深い。
それから明治時代に寄贈された華籠(法要で散華という所作をする時に使う金属製の小盤)、古い仏具の破片、須弥壇の飾り、古い仏具や仏器などがぞろぞろ出て来た。
それらをじっくり眺めだすときりが無い…お寺の本堂というのは長い長い歴史の破片が至る所に埋もれているのである。