折れるのは時間の問題 「金魚屋古書店」に行きたい
午前中法事が一軒。
この檀家さんは普段沖縄におられるので法事の打ち合わせはメールでおこなった。
メールで法事の打ち合わせというのはあまりないが、遠方にお住まいなのと、仕事から帰られる時間が遅いのでメールで法事の相談をした。こちらもメールに檀家便りを添付したりしてメールの便利さをちょっと実感した。
親族30名近くという大きな規模の法事だったが、細やかな心遣いにあふれていた。
故人への思い出話もいろいろ広がってとても良い法事だった。
家に帰ると娘が「ブランコ、ブランコ…」と楽しそうに呟いていた。
妻に聞くとこの「ブランコ」というのは私が衣を掛けている衣桁(いこう)のことなのである。
衣桁というのは細い塗りの木の棒を鳥居のような形に組んだだけのもので、精々、ハンガーに掛けた衣や帯をつるすだけのものだが、娘はこれにぶら下がったり、鉄棒みたいに使って遊んでいるのだという…
折れるのは時間の問題です…
金魚屋古書店 11 (IKKI COMIX)[本/雑誌] (コミックス) / 芳崎せいむ/著
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金魚屋古書店 12 (IKKI COMIX)[本/雑誌] (コミックス) / 芳崎せいむ/著
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疲れると時々「金魚屋古書店」を読みたくなる。
最近も大きな法要の後で11巻、12巻を読了。
起伏のあるストーリーがあるわけでもなくどちらかといえば淡々とした展開である。
だがものすごく深いところからじわーっと温かいものが湧いてくるような感覚がある。
これにはいつも驚かされ、励まされる。
毎回、いろんな漫画が取り上げられる。
大半は読んだことがないし、将来も多分読む機会の無い漫画である。
ではなぜこの漫画に惹かれるかというと作者の漫画への愛情が伝わってくるからだと思う。
この作品自体、どの場面を読んでもとにかく丁寧に、細やかに描かれていて、それでいて押しつけがましさとか、暑苦しさとは無縁である。
何かを好きだというのは偉大なことだし、素晴らしいことなのだと感じる。
そしてこの漫画を読むたびに自分のお寺もこんな風になったらいいなあと思う。
淡々としているがじわーっと人を包み込むような何かの或る場所である。
そんなお寺にしたいといつも思うのである。
時々「何かを好きな自分が好き」という人がいる。
分かりやすく言うと「哲学が好きなのではなくて哲学に造詣の深い自分が好き」みたいな人である。こういう人は案外多くていろんなジャンルにいる。
そうではなくてそのものが好きという感覚にふれた時に私達に心には何かピピッとくるものがあるのではないかという気がする。
- 作者: 太田垣康男
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太田垣康男さんの「MOONLIGHT MILE」シリーズは素晴らしいが、中でも米軍の遠隔操縦ロボットの出てくる6、7巻は好きである。
作者はロボット好きで有名な方だが、やはりロボットにまつわるストーリーを描いていると何かスイッチが入っている感じである。(7巻に同時収録されている2つの短編も味わい深いが)
この世で生きていくということはどこかで自分の好きという感情をオフにしないといけないことがある。
だからこそこのスイッチがオンになっている人々を見た時に感動が生まれるのだろう。
- 作者: 山本紀夫
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数日前に「天空の帝国インカ その謎に挑む」という本を買った。
本書ではインカの農耕、特にジャガイモ栽培に記述が割かれていて、寒冷高地の気候に適したジャガイモ栽培がインカ帝国の基盤になっていたという素人にはかなり驚くべき議論を展開している。
この方もインカの人々への思いが半端でない。
好きというのは本当に素晴らしいことなのである。
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飯田史彦講演会のお知らせ
※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていましたが(訂正済み)、正確な講演開始時間は下記のとおりです。
演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』
【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3 『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
最寄り駅『JR 東舞鶴駅』
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】 舞鶴東仏教会
※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html
【飯田史彦プロフィール】
1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/
【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。
【http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/】