イノシシの落とし穴  文具談義の後で


大きな法要を終わって、作務に復帰中である。

昨日は隣家との境界の草刈り。

境界付近は竹藪になっていて、竹を伐採したら雑草がどんどん生えてきた。

暫く草刈りしなかったら胸くらいまで生えている。

草刈りをはじめてすぐに地面にクレーターのような大穴が沢山空いていることに気がついた。


イノシシが掘り返した跡である。


隣家の檀家さんがあまりにイノシシの被害が大きいので電気柵を周囲に張り巡らしたのだが、電気柵の中に入れないイノシシが境内の竹藪を掘り返しているらしい。


草が生えこんでいて視界が効かないので穴に足を取られて転倒しそうになった。
私はこれを「イノシシの落とし穴」と呼んでいるが、なかなかやっかいである。


転倒して足をくじいたり、持っている草刈り機で怪我をする可能性もあるからである。
結構危険な落とし穴なのである。





夕方、文具を買いに市内の文具店S堂へ。


店頭に三菱のジェットストリームというボールペンが沢山陳列してあった。
S堂の御主人はこの商品にかなり力を入れておられる。
実際、このボールペンの書き心地はかなりのものである。
ここ10年くらいに発売された文具の中では最高の商品ではないだろうか。

買い物の後、御主人としばし文具談義。

御主人は人を飽きさせない楽しい話題の持ち主で、地域の活性化にも力を注いでおられる。私の尊敬する御一人である。
今回、仏教会が10数年ぶりに主催する無料講演会にも協賛金を頂いたので御礼を述べた。



帰りに地元の図書館に講演会のポスターを掲示してもらおうと思ったらあっさり断られてしまった。


舞鶴市主催か後援のものでないと掲示できないというのだ。
もちろんチラシを置くこともできないという。


図書館の玄関にはグルメフェスタというポスターがはってある。
これは全国のB級グルメを食べようという企画である。


講演会の講師である飯田史彦先生は福島大学の元教授という立派な肩書があり、全国の図書館の大半には飯田氏の著作が所蔵されているだろう。


B級グルメは嫌いではないが、飯田先生の講演会と比べれば市民の教養や文化度の向上にどちらが貢献できるかとういえばいうまでもないだろう。


最近、舞鶴市の対応にとても硬直したものを感じるが何か原因があるのだろうか。
お役所仕事と言ってしまえばそれまでだが。


舞鶴市にはこれまではいろんな場面で協力してきたつもりだが、昨年、市側の対応にかなりショックな出来事があって行政との関係に一線を画すことにした。残念なことではある。