恩師への手紙  老松「嵯峨野十景」 巖手屋の南部せんべい

【お坊様のレストラン】



大学のゼミで御世話になった恩師に手紙を書くことになった。


恩師は国語学と国文学に精通している方で、作家の言葉の選択やレトリックから言葉の背後にある意識のゆらぎやたゆたいといったものまで読みとってしまう。

恐るべき言語感覚の持ち主である。


そんな方なのでこの方に手紙を書くのはかなりの覚悟がいる。
こちらの言葉の貧しさや言語の背後にあるこころの隅々までを見通される心境がするからである。


今回は学生時代の私とのやりとりを新聞の自著の紹介欄に書かれたとのことで、わざわざ新聞記事のコピーを送って頂いた。
これはもう返信しないわけにはいかない。(「やりとり」といってもほんの一言なのだが)


著作を贈られたのなら「御書」とか「御高著」という言葉が使えるが、送られた新聞のコピーを敬意を以って表現するにはどうしたらいいのだろうかとまず躓いた。


「御コピー」とか「御複写」は明らかにヘンだろう。
手書きでないから「御原稿」も変だし、第一「御原稿」は語呂が悪すぎる。


苦心して「御稿文」と「御高筆」という言葉を思いついた。
(こんな言葉が実際に存在するか確信はないが「御コピー」よりはましだろう)


恩師は落語を始め笑いにも造詣が深いのでちょっとはお笑いの要素もいれるのが礼儀かと思いお笑いを少々。
(何と書いたかは省略)


ワープロで打った手紙は読む気がしない」と言っておられたのを記憶しているのでもちろん自筆で書かないといけない。


…四苦八苦してなんとか手紙を書き終えた(溜息)




先日の法要の為に少々奮発して老松の干菓子を取り寄せていたのでそれを一箱添えた。
駄目押しで地元産の若芽の新芽を摘んで乾燥させたものを少々。

手紙はともかくどちらか一方でも喜んで頂けると良いのだが。





老松の干菓子「嵯峨野十景」。


箱を開けると肉桂の香り。
薄い正方形の菓子の下側には茶色い肉桂の粉。
上側には青々とした抹茶。


軽やかでさらりとしていて、それでいて一口御茶が飲みたくなる甘さである。
十景というだけあって良く見ると10個の菓子に押された風景は皆違っている。


知人からせんべいを頂いた。

おおば比呂司氏のマンガ風パッケージを見て普通の御土産のお菓子と思いきや…
眼から鱗の落ちる美味しさだったのが巖手屋(いわてや)の南部せんべいである。


いろいろ種類があるが私は胡麻味が気にいった。
砂糖を使っていないので娘にも安心して食べさせられる。


ありふれたようでいて同じような商品と一線を画する美味しさなのである。
素材が良いのか製法は違うのかは分かりかねるが兎に角美味しい。妻も大絶賛だった。
妻はいつの間にか商品に入っていたリーフレットを保管していた。いつかお取り寄せするつもりらしい。


地方にはまだまだ隠れた銘菓があるのだと感心した次第である。


【巖手屋HP】http://www.iwateya.co.jp/


       【告知】

[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ



※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていましたが(訂正済み)、正確な講演開始時間は下記のとおりです。

演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html


【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/