多禰寺88カ所巡り 真説・深沙大将
本日は多禰寺の88カ所巡り。
最近、お参りが減って参加者は10名ほど。ちょっと寂しい…
山道に入ると至る所に立ち枯れた松の木が見られる。
逆光で見ると幽鬼のようである。
子供の頃読んだ「モチモチの木」という絵本を思いだした。
どなたか御存じでしょうか?名作だと思うのだが。
- 作者: 斎藤隆介,滝平二郎
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 1971/11/21
- メディア: 大型本
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9時に出発して10時半に多禰山山頂へ。
かなり遅い時間だというのに雲海が見られた。
山頂に砲台跡がある。
砲台といっても丸太を2本並べて置いた偽装砲台だったらしい。
本当の砲台ならコンクリートなどできちんと基礎を打っているはずだが、直径6、7メートルの窪地があるだけなので、多分、高射砲は無かったのだろう。
戦争を体験したという年配の方が参加されていて、戦争にまつわるいろんな話を聞けたのは興味深かった。
数日前に産経紙上に金剛峯寺の執金剛神の体内から快慶の作であることを示す墨書が発見されたというニュースが報道されていて、ちょっと興奮。
【http://sankei.jp.msn.com/life/news/111022/art11102210580002-n1.htm】
高野山の金剛峯寺に執金剛神と深沙大将があることが文献に残っている。
一方、当山にある執金剛神と深沙大将については足のホゾにあるサインから快慶の作であることは間違いがない。
以前は高野山にあったとされる快慶作の2像が当山持って来られた可能性もあると言われていたのだが、今回の発見でその説は否定される公算が大きい。
当山の2像については松尾寺、如意寺などにある快慶作の仏像の存在と合わせて考えなければならないだろうと考えている。今後、どのような発見があるか楽しみである。
先ほどネット上で尖閣沖で元寇の沈没船が見つかったとのニュース。これもちょっと興奮した。
2度の元寇が共に神風によって大被害を受け、退却したというのは果たして事実だろうか。
興味は尽きない…
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/japanese_history/
歴史というのは深くて面白いのである。