お寺というタイムカプセル

昨日のブログ読んだ妻が「私の守り本尊はお不動様」と言う。


なるほど…


不動明王―慈悲にあふれた如来の怒れる化身 (神仏のかたちシリーズ)

不動明王―慈悲にあふれた如来の怒れる化身 (神仏のかたちシリーズ)


尤も自分の守り本尊を知っているだけエラいではないか。
さすがは寺庭、我が妻である。


ちなみに干支ごとの守り本尊は以下の通り。

子年  千手観音菩薩
丑寅年  虚空蔵菩薩
卯年   文殊菩薩
辰巳年  普賢菩薩
午年   勢至菩薩
未申年  大日如来
酉年  不動明王
亥年  阿弥陀如来



本日はお不動さまの日(縁日)なので本堂でお勤めをして、護摩を焚いた。


最近はお参りの方がどんどん高齢化しているし、この行事も後何年続けられるだろうか…と少々心配もあるが、頑張って続けていきたいと思っている。


神社仏閣の年中行事はどこでも高齢化や参拝の方の減少に直面しているであろうと思われる。


お参りに来られる方の数が多ければいいというものでは全く無いが、お寺にとってはこれから激動と激変の時代になるだろうと予想される。



お寺や仏教というのは現代にとって存在する意義があるということは確信しているのだが、時代の要請の中で仏教をどのように説けばいいのか…ということについては暗中模索の状態である。



先日も松尾寺の大祭に出仕して巨大な本堂や諸堂を見るにつけいろんなことに思いを馳せた。


仏教が伝わってきた時、仏教は当時の最先端の文化と文物として伝えられたはずである。


往時の広大な自然環境を切り開いた中に突然、現出するのが異国的で、文明的なお寺という空間だったはずである。


それが今日、お寺の周りや境内だけ自然が残されていることが少なくない。


そしてお寺には無数の建造物、仏像、什器、行事、説話などなど古いものが保存されている場所になりつつある。


まるでタイムカプセルのように。



かって異国的世界だったお寺が永い間に“和の空間”になってしまった。
全く真逆ともとれる変化ではないだろうか。


お寺というのはつくづく不思議な存在だなあ…と時々しみじみと感じることがある。


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[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ



※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていましたが(訂正済み)、正確な講演開始時間は下記のとおりです。

演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html


【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/